エクオールは乳がんにも効果あり?食品で無理ならサプリメントで摂取!?

みんなの家庭の医学

最近テレビや雑誌などで注目の体内物質「エクオール」が、4月11日放送のたけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学「これ以上身体を老けさせない!名医が教える【スーパー体内物質】SP」にて取り上げられる。

 

エクオールとは、年齢ともに足りなくなる女性ホルモンを補ってくれる物質で、乳がんや脳梗塞といった病の予防から肌の老化、首や肩のこりを改善する効果があるとされている。

 

中でも「エクオール」は更年期症状を和らげる効果が見込めるため、女性ホルモンの分泌が減少する年齢にさしかかった女性から注目されてるが、男性にもあらゆる効果が期待されるという。

 

ただし、この「エクオール」という物質は腸内環境の問題が関係していると言われ、誰しもが体内に持っているものではない。

 

エクオール​をつくれる人の割合は、研究の結果、欧米人で20~30%、日本人では40~50%と言われ、特に若い世代では20~30%と欧米人並みの人数しかエクオールをつくれないことがわかってきた。

 

そもそもエクオールはエクオール産生菌と呼ばれる腸内細菌が、大豆などの食品を食べたときに摂取される「大豆イソフラボン」からエクオールに変換される。​

 

エクオールをつくれるかどうかには個人差があり、腸内細菌が活発に動いているかどうかがエクオールをつくれるかどうかの違い。

 

エクオール産生菌がいない人は、大豆イソフラボンのまま吸収されることになるので、このような人はサプリメントで「エクオール」そのものを直接摂取することが推奨されている。

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エクオールは乳がんにも効果ある?

最近特に女性から注目されているのが体内物質「エクオール」だ。

 

女性は更年期を迎えると女性ホルモンの分泌が減ってしまうのだが、エクオールはその働きを補い、更年期障害や骨粗しょう症などを軽減してくれる効果があるという。

 

エクオールをつくれない閉経後5年未満の女性93人にエクオールサプリメントを12週間毎日摂取してもらった臨床試験では、骨吸収、骨密度ともに改善が見られた。

 

さらにエクオールは、肌の老化とも関係があることがわかっており、臨床試験の結果、骨以外にも目じりのシワの進行を押さえるという事が判明したのだとか。

 

肌機能の改善にも一役買っているエクオール。

 

女性ホルモンの研究で発表された論文によると、エクオールの効果は「二の腕」にも発揮していて、エクオールをつくれない閉経後の女性は二の腕周径が平均して8%増加しているが、それに比べてエクオールを作れる人では1%増に留まったという。

 

その他にもエクオールには、がん予防効果が期待されている。

 

乳がんリスクの低さとエクオール産生量の多さに相関があるという報告やエクオールをつくれる男性では、前立腺がんのリスクが低い可能性があるといった報告があるのだ。

 

女性にとって肌のことや二の腕周径は気になるところだし、乳がんのリスクを抑えれるのが本当にうれしい限り。

 

男性も「前立腺がん」のリスクを抑えれるとなると、何としてでも「エクオール」をつくりたいところだ。

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エクオールの摂取は食品で無理ならサプリメントで!

自分の体内にエクオールがあるかないかは、検査しないとわからない。

 

エクオールは、腸から吸収されて体内で作用した後、半日程度で尿から排泄される。そのため検査は、尿から簡単に調べられるそうだ。

 

そこで、エクオールをつくれる人と、つくれない人についてだが、エクオールは「エクオール産生菌」と呼ばれる腸内細菌が、食べた大豆イソフラボンからエクオールに変換。

 

エクオール産生菌がいない人は、大豆イソフラボンのまま吸収される。

 

すなわちエクオール産生菌を維持するために必要なのが、大豆イソフラボンを含んだ食品を毎日取り入れることになる。

 

 

 

大豆イソフラボンを最も多く含んだ食品といえば、納豆。エクオールを作ることができている人は、納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品を毎日摂取していることがわかっている。

 

ただ、エクオールは腸内環境と関係しているため、大豆製品を毎日摂取しているからといってエクオールを作れるとは限らない。

 

そのためにも根菜類や海草類、キノコ類など、食物繊維の豊富な食品を毎日の食事に取り入れ、腸内環境を改善することが先決なのである。

 

そして、エクオールをつくるもうひとつの方法がエクオールのサプリメントを飲む。

 

毎日、大豆製品を摂取しつつ腸内環境を改善することが難しいなら「エクオール」を直接補えるサプリメントを飲む事も推奨されている。

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