ボブという名の猫(野良猫ボブとジェームズ)のあらすじとその後は?現在は本や映画に!
路上で行き倒れていた一人のミュージシャンと一匹の野良猫の友情物語が、「奇跡体験!アンビリバボー」で紹介され感動を呼んでいる。
主人公は、ホームレスで薬物依存の路上ミュージシャン「ジェームズ・ボーエン」とボブという名の野良猫。
オスの茶トラ猫・ボブがジェームズの人生を一変させたことで一躍話題に。その奇跡を描いた本『ボブという名のストリート・キャット』はイギリス国内で80万部を超える大ヒット。
しかも世界28各国以上に翻訳される大ヒット本となっている。
そして、その後のボブとジェームズだが、本の印税をほとんど動物救済基金に寄付。2人は今もロンドンで路上演奏を続けている。
そんな2人の奇跡を描いた物語は映画化にもなり、『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』は現在日本で公開中。
映画の公開(8月26日)に合わせ、ジェームズとボブは英国から来日を果たしたのである。
今回は、「奇跡体験!アンビリバボー」で紹介された野良猫ボブとジェームズの物語『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』のあらすじなどについてまとめてみた。
ボブという名の猫(野良猫ボブとジェームズ)のあらすじ
映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』では、本物の「ボブ」がほとんどのシーンでボブ自身を演じている。
あらすじは以下の通り。
舞台は2007年3月、イギリス・ロンドン。
ロンドンでプロのミュージシャンを目指すが夢破れ、家族にも見放されてホームレスとなった青年ジェームズ。
人生に目的も目標も持てないまま、薬物依存から抜け出す事もできず、まさにドン底の生活を送っていた彼のもとにある日、足にケガをした一匹の野良猫(ボブと命名)が迷い込んでくる。
ジェームズが有り金全てをはたいてボブを助けて以来、ふたりはどこへ行くにも一緒で、次第にその動向が世間の注目を集めるようになる。
しかし、彼らの前に次々と試練と困難が立ちはだかり、ジェームズはボブのためにも、それらを1つ1つ乗り越え、やがて大きなチャンスが訪れることになり……。
ボブという名の猫(野良猫ボブとジェームズ)のその後は本を出版
ジェームズはボブとの出会いによって薬物依存から抜け出した。
その後、更なる奇跡が起きたのである。
2人の奇跡の友情物語が「ボブという名のストリート・キャット」という本になったのだ。
本になるきっかけは、路上で雑誌を売る、ジェームズとボブの様子が編集者の目に留まったことだった。
ジェームズとボブの噂を聞きつけた出版編集者が2人の元へやってきて「あなた達2人の友情のストーリーを本にして出版しない?」と打診。
この申し出をジェームスは快諾、出版が決定した。
するとこの本はイギリス国内で80万部の大ヒットを記録。現在この本は、日本をはじめ世界27か国で翻訳出版され、多くの人々を勇気づけている。
だが、ジェームズはせっかく本で稼いだ印税のほとんどを、健康保険や家族への仕送りなどを差し引いたすべてを捨てられた犬やネコを救済する基金に寄付してしまったという。
そんなジェームズとボブは、今もロンドンで一緒に暮らしており、路上演奏をしながら生活をしている。
いったん街を歩けば、誰かが声を掛けてくるのだ。
ボブという名の猫(野良猫ボブとジェームズ)現在は映画に
ジェームズとボブの奇跡を描いた映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』は、8月26日から日本で公開中。
公開に合わせ、ジェームズとボブは英国から来日を果たした。
ジェームズが言うには、「ボブは人から注目を浴びたり、探検したりするのが大好き。」「ボブは新しいことに興味を持つので、今回の来日もおそらく楽しんでいると思う」と語る。
そんなジェームズの親友・ボブの年齢は現在12歳。人間にするとおよそ62歳になる。
また、ボブという名は「ツイン・ピークス」のキラー・ボブから名づけられたとか。
ジェームズと出会ったのは2007年で、当時、ケガをしていたボブはジェームズに手当をされて、元気になった。
その時、心の傷を負っていたジェームズが家族と支えを必要としていることに気づき、「ずっとそばにいよう」と決意。
以来、片時も離れていない。
乳製品に目がないというボブの映画のギャラは、「Whiskas」のキャットミルクと「KRAFT」のチーズだそうだ。