そして父になるの原作の結末は?子役キャストの性別が違う!?

映画 そして父になるの画像

☆この記事はこのような人におすすめです。

・映画「そして父になる」の結末について知りたい。

・映画と原作との違いを知りたい。

・映画「そして父になる」に出演する子役キャストについて知りたい。

 

2013年に公開された映画「そして父になる」は、福山雅治が初の父親役を演じて話題に。

 

さらに、本作品は「第66回カンヌ国際映画祭」で審査員賞を受賞するなど、数々の賞を受賞したのです。

 

あらすじは、病院で子供を取り違えられてしまった2組の家族の葛藤が描かれており、主演の福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキーらがキャストで出演しています。

 

そんな映画「そして父になる」は、1971年に沖縄で実際に起きた「新生児取り違え事件」の実話をもとに制作。

 

原作モデルは、ジャーナリストの奥野修司氏が書いたノンフィクション「ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年」です。

 

この頃はこうした悲劇が相次いでおり、「ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件」を原作にした作品は、過去にも数多く制作されています。

 

ただ、本作品は、実話を書いた「ねじれた絆―」と多くの類似点が存在。

 

なので、ラストの中途半端な結末に違和感が残った人も多いはず。

 

理由は6年間育てた他人の子か、それとも実の子か、福山演じる良多がどっちを選択したのかが、分からない結末にしてあるからです。(子役は男の子だったが、原作では女の子)

 

そこで今回は、映画「そして父になる」のキャストや結末を、原作と比較してみました。

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そして父になるの結末 原作(実話)はどっち?

数々の賞を受賞し、感動大作となった映画「そして父になる」は、子供が6歳のときに病院が赤ちゃんを取り違えていたことが発覚。

 

ここからストーリーが始まります。

 

その後は病院との裁判が行われながら、間違われた同士の家族の交流が始まっていくのです。

 

まず、慣れるためにと、週末ごとに子供を交換して泊まらせ、最後は小学校へ入学する前に、実の親が血のつながった子供を引き取るというもの。

 

本作品は、実話を書いた原作「ねじれた絆―」をモデルに描いているので、ほぼ同じような設定に仕上がっていますが、あるはずの結末が描かれていません。

 

親からすれば、どっちを選択すのが正しいのか?

 

6年間育てた子供を取るのか、それとも血が繋がっている実の子を取るのか?

 

子供からしても、育ての親か?、生みの親か?

 

結局、どっちを選択しても正解なのでしょうが、実話を書いた原作の方では、その結末が描かれているのです。

 

2組の家族は以降も断絶せず、頻繁に互いの家を行き来する。

 

そして最後は、「同じ敷地に一緒に住むようになる」というのが原作「ねじれた絆―」です。

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そして父になるは子役の性別が違う

原作に登場する子供は6歳の女の子ですが、映画「そして父になる」では、取り違えられた子供が6歳の男の子という設定。

 

福山雅治演じる野々宮家の息子・慶多役を、子役の二宮慶多(にのみやけいた)くんが演じています。

 

一方、リリー・フランキー演じる斎木家の長男・琉晴役は、子役の黄升炫(おうしょうげん)くんが担当。

 

2組の家族、2人の父親は、対照的に描かれており、福山雅治が演じる野々宮良多は一流大学を出て、一流企業に勤め、高級マンションで妻と息子と暮らす。

 

一方、取り替えられていた相手側の家族の父親・斎木雄大を演じるのは、リリー・フランキー。

 

斎木家には3人の子供と妻とボケているおじいちゃがいて、電気屋を営んでいます。

 

また、両家を行き来するにはかなり距離が遠い設定でしたが、原作の方の家族はともに沖縄。

 

たしかに「そして父になる」と、原作「ねじれた絆―」の類似点は細かいところまで及びますが、所々変更点が見受けられます。

 

そして、「こういうかたちで映画になって、どうも納得できない」と言う人がいるのも事実。

 

そう訴えるのは、原作「ねじれた絆―」のモデルとなった母親です。

 

本作品では、取り違えが発覚した際、病院側から「半年後をメドに交換しては?」と告げられ、リリー・フランキー演じる斎木家の父親が「犬や猫じゃあるまいし」とあきれかえるシーンがあります。

 

このシーンについて、実際に映画を見た母親は、病院側からわずか数か月後の交換を勧められたことは確かだが、あのセリフ(犬や猫の子供ではない)を言ったのは、実は母親の方だったとか。

 

さらに、子供を交換する前に洋服とか自分の荷物をまとめるシーンは、自分の体験と重なったようですが、その後、子供が苦しんだ部分はサラっと流されているのです。

 

「本当に自分たちの“心の傷”をわかったうえで映画にしているのかな?」と、母親は語っており、ラストも中途半端な終り方をしていて違和感が残ったと語っています。

 

ずっと苦しみながら生きてきたという母親からすれば、本作品は、自分たち家族のことを軽く扱っているように映ったのかもしれません。

そして父になるのキャスト一覧

・野々宮良多/福山雅治

・野々宮みどり(良多の妻)/尾野真千子

・野々宮慶多(良多の息子)/二宮慶多

・石関里子(みどりの母)/樹木希林

・野々宮大輔(良多の兄)/高橋和也

・野々宮のぶ子(良多の義母)/風吹ジュン

・野々宮良輔(良多の父)/夏八木勲

・斎木ゆかり/真木よう子

・斎木雄大(ゆかりの夫)/リリー・フランキー

・斎木琉晴(雄大の長男)/黄升炫

・斎木美結(雄大の長女)/滝沢美結

・斎木大和(雄大の二男)/押場大和

・良多が勤務する会社の社員/吉田羊

・上山一至(良多の上司)/國村隼

・宮崎祥子(看護師)/中村ゆり

・宮崎祥子の夫/ピエール瀧

・鈴本悟(弁護士)/田中哲司

・山辺真一/井浦新

・病院の職員/小倉一郎

・織間忠治/大河内浩

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