火垂るの墓 節子と清太の死因と声優は?最後のシーンの意味とは?

映画 火垂るの墓

この記事では、スタジオジブリ長編アニメーション映画「火垂るの墓」の主人公・兄の清太と妹・節子の死因や声優を務めた人物、物語最後のシーンなどの考察を述べている。

 

アニメ「火垂るの墓」は故・野坂昭如が自らの体験をもとに書いた同名著書を映画化した作品。

 

戦争によって両親を失った14歳の兄と4歳の妹の悲惨な運命を描く。

 

監督は先日肺がんで他界した高畑勲氏。

 

高畑監督は宮崎駿監督とともにアニメーションスタジオ「スタジオジブリ」を設立した人物で、以後、2人は二人三脚で作品を作り続けた。

 

いわばアニメ映画界の功労者である。

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火垂るの墓 清太の死因

アニメ「火垂るの墓」の舞台は1945年(昭和20年)の神戸。主人公・兄の清太が駅構内で命を落としたところからストーリーが始まる。

 

その後は清太の魂が4歳の妹・節子とともに自身との過去を振り返っていくのだが、清太の死因はいったい何だったのか。

 

第二次世界大戦の空襲で母親を亡くし、妹の節子とともに生きていこうと決意したものの、その妹さえ亡くしてしまった。

 

父親も戦死したと知り、追い討ちをかける様に最愛の妹・節子も亡くなってしまったのでショックで生きる気力を失っていたことは想像できる。

 

食糧に関していえば、母親の貯金が銀行に7千円残っていたりと、自炊用具一式をそろえ食事をとることができた。

 

だが物語が進むにつれ、お金があっても食料にありつけなくなるとともに節子は衰退していくが、このときの清太はまだ体力があったと思われる。

 

そんな清太の死因に関してはっきりと言及されていないが、最後に人がおにぎりをくれても食べる気力さえ失いそのまま亡くなっている。

 

ということは、最大の死因は餓死にあったと考えるのが、妥当ではないだろうか。

 

ちなみに自らの体験を描いている原作者の野坂昭如氏は、亡くなる寸前に戦争浮浪児として保護され生き延びたようである。

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火垂るの墓 節子の死因

「火垂るの墓」では、もうひとりの主人公・妹の節子の死因に関してもはっきりと言及されていない。

 

都市伝説などが囁かれているため、人によってはいろいろと感じ方があるようだ。

 

劇中のなかで節子が医者に診察してもらうシーンがあるが、このとき医者は「栄養失調からくる衰弱」と診断している。

 

発疹や下痢がみられることから免疫力が低下しているので、医者は治療法として「滋養をつけるように」とアドバイスした。

 

しかし、この時代に滋養をつけるなんて到底無理である。

 

そのため節子の死因は栄養失調だったと考えるのがふつうだ。

 

一方、節子の死因には別の見方がある。

 

それは、節子が左目に受けた雨粒が原因だという説だ。

 

物語の冒頭で節子が財布の中身を取り出したとき、雨が降ってくるシーンがある。

 

空襲を受けると大量のススが舞い上がるとともに、上昇気流が発生して雨が降るのだが、このときに降る雨は空気中のススと放射能を取り込んでいるため有害なのである。

 

その雨が節子の左目に入り、次第に免疫力が低下していったという説。

 

そもそもの原因は雨粒だったという都市伝説が囁かれているのだ。

火垂るの墓 節子の声優は?

アニメ「火垂るの墓」で節子の声優を担当したのは、当時5歳11ヶ月の関西出身子役・白石綾乃。

 

白石綾乃はこの作品しか声優をやったことがなく、当時無名の子役が声優を行うということに世間は驚いた。

 

(現在の白石綾乃?)
節子 声優 白石綾乃 画像

出典元:FPM Official Blogより

 

また、白石綾乃は節子の声優を務めた後は、ABC朝日放送テレビ「部長刑事」の1話に出演しただけで、ほかは表立った活動をしておらず、現在の動向は全く不明だとか。

 

一説によると、当時所属していた事務所が潰れてから芸能界を引退。

 

その後、消息不明だったが、大阪の某コンビニでアルバイトをしていたことが確認されたという。

火垂るの墓 清太の声優は?

兄・清太の声優を担当していたのは、当時16歳の関西出身子役・辰巳努。

 

辰巳努は関西の子役として本作品以外に『瀬戸内少年野球団』の吉沢孝行(ダン吉)、『愛しき日々よ』の少年時代・瀬川敏夫役で出演。

 

ほかにも実写版の『じゃりン子チエ』にエキストラとして出演しているが、交通事故で大怪我を負ったために芸能界を引退せざるを得なくなった。

 

辰巳努も白石綾乃と同様、引退後は行方不明になっており、現在の動向がつかめていない。

 

(辰巳努の画像)
清太 声優 辰巳努 画像

出典元:TV-RANKINGより

 

ただ、何らかの仕事についているということなので、健在だと思われる。

 

辰巳努が清太の声優に起用されたのは、高畑勲監督ができるだけプロの声優を使わず、関西の俳優などを熱望したからといわれている。

火垂るの墓 最後のシーンの意味は?

アニメ「火垂るの墓」の最後は、蛍が飛び交う丘で清太と節子の魂が神戸の街を見下ろすシーンで終わる。

 

この最後のシーンにどういった意味があるのか。

 

火垂るの墓 最後のシーン

 

最後のシーンは原作にないオリジナルだが、制作側からすると、いまの平和な時代に戦争があったことを忘れてはいけないと警告してるように思えた。

 

これも人それぞれに意味のとらえ方があると思うが、個人的には戦争により沢山の犠牲があった上に成り立つ、いまの暮らしを伝えたいのかな?とさえ感じたのだった。

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