松本明子の便秘解消法や体操!この差って何ですかのごろ寝運動を実践すると?
11月28日放送の「この差って何ですか?」は、東邦大学医療センター大森病院の渡邉利泰医師を招いて「便秘の人と便秘ではない人の差」を検証し、その理由を徹底的に分析する。
渡邉利泰医師によると、お通じが良い人と悪い人の差は、大腸の動き方に差があるという。
そこで、超簡単な便秘解消法を番組で伝授。誰にでもできるたった一つの習慣を実践すると、「頑固な便秘を解消できる?」かもしれないという。
そんな渡邉医師が紹介するのは、「うつぶせ寝体操」を実践すること。
「うつぶせ寝体操」を実践することで腸への刺激がアップし蠕動(ぜんどう)運動が活発になるという。
また、スタジオには、40年来の便秘人生とさよならしたタレント・松本明子もゲストで出演する。
幼少期から40年以上もの間、便秘に悩んでいた松本は、別番組の腸活の企画により、わずか3週間で腸が改善した実績があり、今では下腹ぽっこりが改善したという。
松本いわく、便秘解消法を実践する前までは、体内に宿便が4キロたまっていたのが、腸活によって宿便が消えたそうだ。
今回は松本明子が実践した便秘解消法や体操のほか、薬や食事でも改善しなかった便秘体質を快便体質に変えるという「うつぶせ寝体操」についてまとめてみた。
松本明子の便秘解消法 本と薬
松本明子は、腸活で便秘が解消し、人生が変わったとして、「腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました!」という本まで出版。
本には「こうして便秘人生とサヨナラしました!」「カンタン&お金もかからない腸活はじめました!」など、本人の腸活実践記がつづられている。
幼少期から便秘気味だったという松本は、結婚して妊娠したのを機に、便秘はますますひどくなっていったという。
現在は亡くなっているが、松本の母親も重い便秘持ちだったとか。激しい腹痛で、何度も救急車で運ばれたことがあったそうだ。
母親のことを見てきているから、本気で便秘を治したいと決意したが、なかなか解決策が見つからずに5年が経過。
そのころには首まで吹き出物ができたり、極度の冷え性と肩こり、睡眠障害、食欲不振などで体調は悪化する一方だったという。
すると、45歳目前の2011年、テレビ番組の便秘解消企画のオファーが舞い込み、「わずかでも治る可能性があるのなら、その可能性にすがりつきたい」と、出演依頼を承諾。
大学病院の便秘外来でレントゲン撮影をすると、腸に約4キロもの宿便があることが判明したという。
たまりにたまった宿便は、肛門から胃の手前まで。手術が必要なほどの危険レベルに差し掛かっていたそうだ。
そんな松本が出会ったのが、テレビでおなじみの順天堂大学教授の小林弘幸氏。
数々のテレビ番組に出演する小林氏の便秘外来は、人気がありすぎて予約は7年待ちだ。
⇒ 小林暁子と小林弘幸の腸活で便秘解消!自律神経を整えて生活習慣病を防ぐ!
その小林氏から松本は、末期の便秘症と診断されたという。
原因は、腸の収縮運動が弱っていたことと、ストレスによって、腸の健康に影響する自律神経のバランスが崩れていたためだったとか。
そんな状態にも処方されたのは、消化剤と整腸剤、ガスを出す薬の3つだけ。
あとは、「朝起きたら水を一気飲みする」、「決まった時間にトイレに行く」、「便器に座って体をひねる体操をする」といった指示をされただけだったという。
だが、こんな簡単な便秘解消法が、松本に奇跡を起こす。
実践開始から数日経過すると、小石みたいな便が2、3個。また数日後、少し出て、次の数日後には山盛りの宿便。2週間が経過したころには、4キロあった便が消えていたというのだ。
そこで、松本が小林氏から伝授された便秘解消法まとめると、
(1)朝起きてからのコップ1杯の水は「一気飲みする」。(水は温めても、常温でも冷たいものでもなんでもOK。水以外にお茶や牛乳、ジュースなど種類はなんでもよい)
一気飲みをすると、水分の重さで腸が刺激され、ほとんど動いていない腸が活動を開始する。
そのため少しずつ飲んでいても効果はないという。
さらに、うがいをしてから水を飲むのが望ましいようだ。
(2)食物繊維を摂る
食物繊維を摂る場合は、腸内が改善されるまでは摂り過ぎないこと。
野菜などをやみくもに摂っても逆効果になるので、便秘中は消化のいいものがおすすめという。
そして、「残便感のない爽快さを初めて味わい、感動で涙が出てきた」という松本は、乳酸菌や食物繊維を摂取することで“美腸”作りを開始。
腸内細菌を善玉菌に変える乳酸菌と食物繊維を意識的に摂るようにしたほか、ヨーグルト、納豆、キムチなどの発酵食品を食べるようにし、腸を刺激する運動も始めたのだという。
(3)同じ時間にトイレに行く
トイレに関しては、出ないときも同じ時間にトイレに行くことを習慣づけることが大事。
松本は1日1時間以上トイレにこもっていたというが、これはNG。1日5分と決めて同じ時間に行くのが望ましいとされる。
松本明子の便秘解消法 体操
あとは、出ても、出なくても、毎朝5分、便器に腰掛けて「トイレ体操」を行うこと。
体操といっても、便器に腰掛けたままの状態で上半身を後ろに反らしたり前かがみになったりして、腸を前後に動かすことを繰り返すだけ。
すると、腸がまっすぐになって排便しやすくなるという。
※ちなみに体操は、朝にこだわらず、やりたいときにやれば良いといい、腸を前後に動かすこと以外に両手を頭上でクロスさせて身体を左右に倒すと、腸への刺激が強まって効果的だとか。
この便秘解消法を毎日実践した松本は、たったの3週間で快腸を手に入れた。
その効果はというと便秘はもちろんのこと、不眠症、自律神経の乱れ、更年期障害、花粉症、肌トラブル、冷え性、むくみが改善したというのだから驚きだ。
この差って何ですかのごろ寝運動で便秘解消
28日放送の「この差って何ですか?」で紹介されるであろう便秘解消法は、「ごろ寝運動」と思われる。
東邦大学医療センター大森病院の渡邉利泰医師が考案した「ごろ寝運動」は、腸にたまっているガスを排出させるのが目的で、この運動を実践するだけで、便秘体質が驚きの快便体質に変わるという。
そもそも便秘だと思って渡邉医師のところに来る患者の半数は、便秘ではなくガスがたまっているだけだそうで、腸を動かせてないからお腹が張ってしまうのだとか。
ガスがたまったままになるとどうしても腸が膨らんで硬くなり、さらに動きにくい状態に。
結果、「蠕動運動が弱まり便秘になってしまう」と話す。
※蠕動(ぜんどう)運動とは、腸の周りの筋肉が伸びたり縮んだりして、腸を外側から押す動きのこと。
その対策として有効なのが「ごろ寝運動」。
横になったまま転がる運動を行って腸内を刺激すると良いらしく、方法としてはお腹の下にクッションなどを敷き、リラックスした状態で10分間うつぶせになるだけ。
うつぶせになっているときは、テレビを見たり、本を読んだり何をしてもOKで、うつぶせになれないときは無理せず、横向きでも良いとのこと。
そして、10分後 クッションを外して、ゆっくり5回転ゴロゴロする。
■ポイントは寝る前にやること。理由は、腸が最も活発に動くのは寝ている時間で、起きている時より、就寝中の方がたくさんおならをしているからだ。
さらに、この「ごろ寝運動」は、畳やフローリングなど、固い床で行なうと、より効果があるという。
固い床で行なうと腸への刺激がアップし、蠕動運動が活発になるという。
そのほかに、腸内環境の改善などに「こうじ菌」が期待される。
「こうじ菌」の効能について渡邉医師は、甘酒や、みそ、日本酒などの製造にも使われる「こうじ」を直接摂取することで腸内環境の改善に役立つと話す。
こうじに含まれる食物繊維やオリゴ糖の摂取が相乗効果をもたらすのだそうだ。