コロンバイン高校銃乱射事件はいじめが犯人の動機?

コロンバイン高校銃乱射事件の画像

☆この記事はこのような人におすすめです。

・アメリカのコロラド州で起きた「コロンバイン高校銃乱射事件」について知りたい。

・犯人の動機がいじめだったのかを知りたい。

・犯人の関係性について知りたい。

 

1999年4月20日、アメリカのコロラド州で発生した「コロンバイン高校銃乱射事件」の犯人は、同校に通うエリック・ハリス(当時18)とディラン・クレボルド(当時17)という2人の男子生徒でした。

 

エリックとディランが校内で銃を乱射したこの事件では、24人が重軽傷を負い、13人が死亡。

 

最終的に2人は警察に追い詰められ、自ら命を絶ったことにより、事件が解決したのです。

 

なお、犯人の犯行動機ですが、当初は「いじめへの復讐心が募り、衝動的に犯行を起こした」と報道されていました。

 

しかし、後に犯行計画を綿密に示したメモや映像、日記などが見つかったことから新たな真相が発覚。

 

物証の結果、犯人の動機はいじめではなく、エリックが精神病質者(サイコパス)だったため、事件を引き起こしたとされたのです。

 

なので、この事件は、エリックが飲んでいた薬が影響し、精神状態が犯行の引き金になったという説が浮上しています。

 

そこで今回は、「コロンバイン高校銃乱射事件」を振り返ってみようと思います。

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コロンバイン高校銃乱射事件の概要

死亡者13人と負傷者24人が出た「コロンバイン高校銃乱射事件」ですが、当初は500人の命を一気に奪うという計画でした。

 

どのようにするのかというと、食堂に自作爆弾を仕掛けて爆発させ、できるだけ多くの生徒を標的にし、生存している生徒を狙い撃ちする。

 

その計画を実行すべく、エリックとディランは生徒が食堂に集まる人口を分刻みに調べてメモに残していたのです。

 

ちなみに、メモは事件後に発見されていて、そこには11時14分~15分の間に500人まで膨れ上がることが書かれていたといいます。

 

他にもエリックとディランは、自分の車にも爆弾を設置。

 

車に爆弾を仕掛けた理由は、やがて駆けつけてくるであろう警察や報道陣を事件に巻き込むため。

 

しかし、事件当日、想定外の出来事が起こってしまったのです。

 

その出来事というのは、爆発する時間を11時17分にセットしていた装置が起動せず。

 

結局、計画を変更し、銃による大量無差別テロを決行することにしたのです。

 

そして、エリックとディランは食堂や図書室で無差別に銃を乱射。

 

銃弾を放った数は、延べで188発。

 

10名の命が奪われた図書室では、拳銃34発、散弾銃27発の計61発の弾丸が放たれたということです。

 

コロンバイン高校銃乱射事件の監視カメラ画像

 

その後、現場には警察が続々と到着。

 

ところが、最初は駐車場で負傷者の対応に当たりながら状況把握に努めるだけ。

 

現場の封じ込めを第一とする正式な手順を守っていたから、誰ひとり現場に踏み込んで犯人を取り押さえようとはしなかったのです。

 

しかも、図書館で銃が乱射されている中、警察官は数十メートルしか離れてないところにいただけでした。

 

犯人であるエリックとディランの顔も分かっていたということですが、警官が突入したのは、現場到着から30分が経過していたのです。

 

そして、エリックとディランは警察に追い詰められた末、自害。

 

こうして事件は一応解決するのですが、なぜ警察はもっと早く突入しなかったのか。

 

少しでも被害者を減らすことが出来たかもしれないのに、事件後、警察は以下のような弁明を発表。

「屋根の狙撃犯がいた」「銃撃犯が8人いた」「情報が錯綜してたうえに連絡が上手くいかず調整がつかなかった」

 

当然、このような弁明をした警察に対し、批判が集まったのは言うまでもありません。

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コロンバイン高校銃乱射事件はいじめが犯人の動機?

「コロンバイン高校銃乱射事件」の犯人・エリックとディランの家族構成は、どちらも両親と兄がいる4人家族。

 

2人共次男で、生い立ちもごく普通の平凡な家庭に育ち、学校の成績は優秀だったといいます。

 

また、2人が通っていたコロンバイン高校は、スポーツへの奨励に取り組む伝統校で、さまざまな運動部が幅を利かしていたそう。

 

そのなかでもトップに君臨していたのが、主に運動部の生徒が所属する「ジョックス」と呼ばれていたグループ。

 

ジョックスの一員は白い野球帽がトレードマークで、その行動や服装で目立つ存在だったのです。

 

ただ、ジョックス全員が運動部だったわけではなく、他の生徒よりいい服を着ていたり、美人と付き合っていたり、先生に気に入られている生徒なら誰でも仲間に入れた。

 

コロンバイン高校にはそういった無言の序列があり、スポーツに興味がなかった犯人のエリックとディランは一番下の「変人の集まり」という階級に置かれていたのを感じていたそうです。

 

実際に、2人はジョックスの生徒から度重なるいじめを受けていたらしく、仲間はずれにされていたとか。

 

なので動機は、「いじめを受けた一部の生徒への報復として犯行に及んだ」と報じられたのです。

 

ところが、現実は違っていて、矛盾が生じています。

 

もし、2人がいじめの復讐が動機で犯行に及んだのならジョックスの生徒を狙うはず。

 

しかし2人はジョックスのメンバーを見つけると、脅しただけで被害を加えていません。

 

目撃者によると、「エリックとディランはジョックスの生徒を標的にしたわけではなく、学校そのものに復讐しているようだった」と証言しているのです。

犯人の関係性は?

「コロンバイン高校銃乱射事件」の主犯格とされるエリックは、タバコや違法薬物、酒を飲んだりしていました。

 

同時に「ゾロフト」という抗うつ剤を服用していたことが、血液検査から判明。

 

あと、ディランしか友達がいなかったということです。

 

一方、エリックと違って、ディランにはたくさん友達がいたようです。

 

ただ、2人がいつ出会ったのかなど、正確なところが分かっていないのと、ディランの血液から薬物は検出されていません。

 

その代わり、ディランの日記から自死を望んでいたことが判明しています。

 

まったくタイプの違う2人がゲームやパソコンなど共通の趣味を通じて、親友関係に。

 

さらに、エリックがサイコパスであった可能性が強く示唆されたのです。

 

エリックがサイコパスであるゆえんは、残された日記をプロファイリングし、人物像を分析した結果。

 

エリックは、1年以上前から計画練り続けていて、犯行の1ヶ月前に2人は射撃の訓練までしていました。

 

また、2人の日記から世の人類を心から軽蔑していたことも判明。

 

「自ら命を絶ちたい」と考えるディランと「サイコパス」のエリックとが致命的な友情に発展したのです。

 

それに、エリックがゾロフトという抗うつ剤を服用していましたが、結局効き目なし。

 

ゾロフトの副作用としては、人によってはかえって神経過敏になり、「不安感を生じたり」、「イライラしたり」と落ち着かない気分になることが指摘されています。

 

さらに、衝動的な行動につながるおそれもあるので、エリックの父親はニュースを聞いたとき、「息子がやったのでは?」と考えたそうです。

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