紅の豚の声優で死亡した人やジーナの年齢は?セリフが名言に!
☆この記事はこんな人におすすめです。
・ジブリの長編アニメ「紅の豚」の声優で死亡した人を知りたい。
・ジブリの長編アニメ「紅の豚」に出てくるジーナの年齢と結婚相手を知りたい。
・ジブリの長編アニメ「紅の豚」の名言セリフを知りたい。
1992年に公開されたスタジオジブリの長編アニメ「紅の豚」は、1920年代のイタリア・アドリア海が舞台。
自分で魔法をかけ、ブタの姿になった賞金稼ぎの飛行士・ポルコ・ロッソの活躍を描いたファンタジー作品です。
なお、主人公、ポルコ・ロッソの声には、本作のキャッチコピー「カッコイイとは、こういうことさ。」のように、森山周一郎氏のダンディーな渋い声優を起用。
最近のジブリ作品は役者を起用する印象が強かったのですが、「紅の豚」はプロの声優と役者たちの絶妙なバランスで制作されています。
そこで今回は、プロの声優ではない歌手の加藤登紀子が演じたマダム・ジーナの年齢や結婚相手。
名言となったセリフなどにスポットを当ててみました。
映画 紅の豚の声優が死亡
アニメ「紅の豚」のキャッチコピー「カッコイイとは、こういうことさ。」は、コピーライターの糸井重里氏が付けたそうです。
その言葉通り、主人公のポルコ・ロッソはロマンチシズムにあふれています。
それにポルコ・ロッソのカッコよさを引き出すためには、やはり声優を務めた森山周一郎氏の渋い声があってこそでしょう。
(ポルコ・ロッソの役の森山周一郎氏)
しかし、森山周一郎氏は2021年2月8日に埼玉県久喜市の病院で死亡。享年86歳
死因は肺炎だったそうです。
晩年の森山周一郎氏は活動を自粛していたみたいですが、かつては俳優や米テレビドラマ「刑事コジャック」のテリー・サバラスの声、ドラマ「TRICK」のナレーターとして活躍。
渋みのある独特な声はとても印象深く、あの声が好きだったというファンも多いと思います。
そんな森山周一郎氏はジーナから「空を飛ぶことをやめてほしい」と言われたときのセリフ、「飛ばねえブタは ただのブタだ」は、あまりにも有名です。
一方、ポルコ・ロッソの青年時代の声はなぜか甲高い。
演じた声優は俳優の古本新乃輔。
ほかにも古本新乃輔は、マンマユート団の一員を担当しています。
そして、「紅の豚」に欠かせない登場人物といえば、ヒロインのマダム・ジーナ。
マダム・ジーナも魅力的なキャラクターのひとりで、劇中では未亡人の設定になっています。
「紅の豚」には、フィオ・ピッコロというもうひとりのヒロインがいるのですが、ジブリ作品にしては珍しく、中年のヒロインが描かれているのです。
そんなマダム・ジーナの声優を歌手の加藤登紀子が演じたわけですが、アフレコを入れるときに、36回もやり直したことがあったのだとか。
(マダム・ジーナ役の加藤登紀子)
そのときに一番苦労し、36回やり直したというセリフはポルコ・ロッソとの会話シーンにある最後のセリフです。
ジーナ
・マルコ!あなたなの?ケガは?今、船で捜しに行こうとしていたの…。そう、よかった…。
ポルコ・ロッソ(マルコ・パゴット)
・ほど良く痩せたぜ。2日ほど無人島にいたからな。
ポルコ・ロッソ(マルコ・パゴット)
・これから艇(ふね)を直しにミラノへ行ってくる。あのアメリカ野郎が店に来たら伝えてくれねぇか。「今度また会おうぜ」ってよ。
ジーナ
・何よ!人を伝言板か何かと思ってるの!?いくら心配しても、アンタたち飛行艇乗りは、女を桟橋の金具くらいにしか考えてないんでしょう!
ジーナ
・マルコ…今にローストポークになっちゃうから…私イヤよ?そんなお葬式…。
ポルコ・ロッソ(マルコ・パゴット)
・飛ばねぇ豚は、ただの豚だ。
ジーナ
・馬鹿っ!(ガチャン!!と勢いよく受話器を置く)
ジーナのセリフの「馬鹿っ!」に関しては、たった二言ですが36回もやり直したとは、本人が言わない限り分からなかったことでしょう。
※紅の豚の声優一覧
ポルコ・ロッソ/マルコ・パゴット - 森山周一郎氏(青年時代/古本新之輔)
マダム・ジーナ - 加藤登紀子
フィオ・ピッコロ - 岡村明美
マンマユート団のボス - 上條恒彦
ピッコロのおやじ - 桂三枝
ドナルド・カーチス - 大塚明夫
フェラーリン - 稲垣雅之
バアチャン - 関弘子
※その他役柄不明
田中信夫
野本礼三
仁内建之
島香裕
藤本譲
松尾銀三
新井一典
矢田稔
辻村真人
稲垣雅之
中沢敦子
中津川浩子
森山祐嗣
松岡章夫
種田文子
井上大輔
佐藤ユリ
沢海陽子
喜田あゆ美
遠藤勝代
佐藤麻衣子
森田梨絵
高橋若菜
映画 紅の豚のジーナの年齢
映画「紅の豚」の主人公、ポルコ・ロッソは、元イタリア空軍のパイロットで本名はマルコ・パゴット。
人間がなぜ豚になってしまったのか?と、作品を観て多くの人が疑問に思うでしょう。
また、実際に鈴木敏夫プロデューサーが宮崎駿監督に「ポルコはなぜ豚になってしまったのですか?」と質問したらしいのですが、宮崎監督は「すぐ原因と結果を明らかにしようとする!」と怒ったそう。
さらに、気になるのは「最後にポルコは人間に戻れたのか?」ということですが、この疑問に対しても「人間に戻るということがそれほど大事なことなんでしょうか?」と答えたそうです。
結局、こういった疑問について、それを解明する言い伝えは諸説あります。
ところが、宮崎駿監督が事実を公表しない限り、観る側が想像するしかありません。
さらに、想像するいくつかのポイントとして、マダム・ジーナ、ドナルド・カーチスらの年齢も明かされていないのです。
「紅の豚」の登場人物で年齢が分かっているのは、ポルコ・ロッソが36歳なのと、フィオ・ピッコロが17歳ということ。
ポルコ・ロッソが36歳なのは、初めて飛んだときの話の中で「1910年、17歳の時だったな」というセリフから想像がつきます。
それは、当時の劇中設定が1929年なので、計算から36歳ということになり、フィオ・ピッコロが17歳なのも劇中で明言されているのです。
では、マダム・ジーナとドナルド・カーチスの年齢は何歳なのか?
まず、マダム・ジーナはポルコ・ロッソと幼馴染の設定なので、年齢は近そうです。
なのでポルコ・ロッソと同じ36歳か、違っていても1、2歳しか年は離れていないと想像できます。
一方、ドナルド・カーチスの年齢に関しては、回想シーンなどみても明言されていないため、予想がつきません。
少なくともマダム・ジーナやポルコ・ロッソより年下と思われるので、20代前半くらいが妥当なところでしょう。
映画 紅の豚のジーナの結婚相手
劇中でマダム・ジーナは、ドナルド・カーチスから求婚された際、3回結婚して3人とも戦死したと説明して断りました。
そこで、マダム・ジーナの結婚相手なのですが、その人物はポルコ・ロッソと幼なじみの3人。
すなわち5人で写っている写真の中の3人です。
なお、1人目の結婚相手だったベルリーニは、第一次世界大戦で戦死。
2人目の結婚相手は大西洋で亡くなり、3人目は行方不明の中、ベンガルで墜落機体が発見され訃報が届いていました。
ただ、ここで面白いのが隠しシーンです。
1人目の結婚相手だったベルリーニが乗っていた戦闘機の機体番号は「1」。
実は、戦闘機の機体番号こそがマダム・ジーナが結婚した順番なんだそう。
そして、マダム・ジーナはベルリーニが戦死したあと、2人の飛行士と再婚するも、いずれも戦死で失いました。
残ったのは、何だかんだ言って思いを寄せるポルコ・ロッソのみ。
その後の2人の関係が気になるとともに、劇中でポルコ・ロッソが人間のマルコ・パゴットだったときに乗っていた戦闘機を思い出すと、なんと機体番号は「4」。
すなわち、マダム・ジーナはポルコ・ロッソと、4回目の結婚をしていたことになるのです。
映画 紅の豚のジーナのセリフが名言?
映画「紅の豚」は、ジブリ作品の中でも名言となるセリフが多く、根強いファンを持ちます。
中でも主人公のポルコ・ロッソが数々の名セリフを残していますが、何も名言はポルコ・ロッソだけではありません。
ほかにも、ポルコ・ロッソのことが好きなマダム・ジーナのセリフにも名言はあるのです。
例えば、マダム・ジーナがドナルド・カーチスに「私、今賭けをしてるから」、「私がこの庭に居るときその人が訪ねてきたら今度こそ愛そうって賭けしてるの」と言ったところに、戦闘機のエンジン音が聞こえ、ポルコ・ロッソがやってきます。
さらに別のシーンでポルコ・ロッソに「ここではあなたのお国よりちょっとだけ人生が複雑なの」、「マルコありがとう。いつもそばにいてくれて」「また女の子を不幸にするつもりなの?」と言ったセリフなんかも、印象的で名言だと思います。