埼玉川口市祖父母殺害事件 母親の名前や息子の生い立ち 判決での懲役は?

埼玉川口市祖父母殺害事件

2014年に起きた「埼玉川口市祖父母殺害事件」は、当時17歳の少年が金銭目的のために祖父母の命を奪った事件だが、あろうことか犯行を指示したのは少年の実の母親だった。

 

息子が母親に命令されて人の命を奪った「埼玉川口市祖父母殺害事件」は、日本の犯罪史上稀に見る衝撃的な事件。

 

犯罪大国アメリカなどでは起こりうることかもしれないが、日本で実際に起こった出来事なのである。

 

だが、犯人の少年には、あまりに壮絶な生い立ちがあり、育った境遇が明らかになると、同情の声が数多くあがった。

 

息子の生い立ちなどについては後に解説するとして、この事件はなんといっても犯行を指示した母親に問題がある。

 

母親の名前は立川千明被告で、事件当時は41歳か42歳。

 

息子の懲役15年に対し、懲役4年6か月の判決が下っている。

 

それにしても実際に手を下したのは息子の方なのだが、母親に対しての判決があまりにも軽すぎてネットが炎上。

 

現在服役中の母親は来年にも出所できるのである。


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埼玉川口市祖父母殺害事件とは

「埼玉川口市祖父母殺害事件」は2014年3月29日に埼玉県川口市で起こった事件。

 

現場(場所)は埼玉県川口市西川口2丁目のアパートの一室で、高齢夫婦が何者かに命を奪われた。

 

犯人は部屋からは現金8万円やキャッシュカード、カメラなどを奪って逃走。

 

事件発生から約1か月後、警察は老夫婦の孫の17歳少年を逮捕した。

 

被害者の老夫婦は、少年の母親の実父母で祖父母にあたる。

 

犯行の指示をしたのは母親だが、当初、息子は金を借りることで済ませようとしたという。

 

しかし、これまで何度も借金を繰り返していたことから祖父母は、その申し出を拒否。

 

仕方なく息子は犯行に及んだのだった。


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埼玉川口市祖父母殺害事件 母親の名前や息子の生い立ち

なぜ息子は、母親に命令されるがままに犯行に及んでしまったのか。

 

息子は自分の犯した罪について「大人に対しては、疑う心しかなかった」と当時を振り返る。

 

そして、息子をそのように思わせた張本人が、実の母親だ。

 

母親の名前は立川千明被告。

 

この母親がどうしようもなく、それと同時に息子の生い立ちも壮絶なものだった。

 

幼少期こそ、両親と3人で暮らしていたが、4歳になる頃に一家は借金で首が回らなくなり関東近郊に夜逃げ。

 

移住しても母親は働かないどころか、父親から受け取った家賃の金を大家に支払わず、パチンコなどに浪費した。

 

そう、母親は浪費癖があったのだ。

 

その後、一家は息子の小学校入学を機にさいたま市内のアパートに引っ越して、母親は夜の仕事を始めたが、父親は愛人の元に入りびたりで自宅にはほとんど帰って来なかった。

 

一方、母親はというと、ホストクラブに通い始め、働かない。

 

残された息子は両親のいない家で孤独に募らすようになるのである。

 

そして、息子が4年生になると学校にも行かなくなり、両親は離婚。

 

息子は、母親側につくことを選んだのだが、この選択が大きな間違いだったのである。

 

その後の息子の暮らしはあまりに過酷な境遇。

 

母親はホストと再婚するのだが、2人とも仕事をせず。

 

あちこちで借金してはその場しのぎの生活を送っていた。

 

そうして各地を転々とした一家は、金のあるときはホテルで生活。

 

金がなくなるとホテルの敷地にテントを張って野宿したり、横浜スタジアム周辺や児童公園で野宿をする生活を続けたのである。

 

そして、その頃、母親は再婚相手との子を妊娠、出産。

 

息子に妹ができることとなるのだが、妹の面倒はすべて息子が見ていた。

 

ちょうどこのころから息子に対して虐待が始まる。

 

再婚相手から暴力を振るわれ、息子は中学生になっても学校へは行けなかった。

 

だが、一家は生活保護を受給することができるようになって簡易宿泊所で生活しながら、息子はフリースクールに通うことができるようになった。

 

そんな生活も半年でついえる。浪費癖のある母親が生活保護費をホテルやゲームセンター、パチンコなどに費やしたのだ。

 

さすがに再婚相手もそんな生活に業を煮やし、家族の前から姿を消した。

 

その後、今度は息子が働きに出るようになり、その会社の寮に住むことができるようになった。

 

すると母親は、遊ぶ金を工面するため息子に給料を前借りさせたり、会社の先輩にも借金をさせたりしたのである。

 

息子は母親から捨てられることにおびえて言うことを聞くしかなかった。

 

しかし、それでも借金が膨らんだ一家は、会社の寮から姿を消す。

 

行き場を失った母子が次に取った行動は、祖父母に借金の申し入れだったが、断られた。

 

すると、翌日、2人は犯行を計画。そして事件が起きたのだった。


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埼玉川口市祖父母殺害事件 判決での懲役は?

「埼玉川口市祖父母殺害事件」の裁判は

 

「少年は小中学校にも行かせてもらえず、極めて不適切な養育の中で母親に逆らえなくなっていた。 犯行前に母親から犯行を指示されたことなどを考慮すべきだ」として、無期懲役の求刑に対して、懲役15年の判決を言い渡した。

2審の東京高等裁判所は「『指示していない』という母親の証言には強い疑念が残る」と指摘し、弁護側の主張の一部を認めたが、「刑の重さが不当とは言えない」として1審に続き懲役15年の判決を言い渡し、弁護側が上告していた。

最高裁判所第3小法廷の木内道祥裁判長は上告を退ける決定を出し、懲役15年の判決が確定することになった。

 

息子は小学生のころから母親らに金を得るための道具のように扱われ、虐待を受け続けてきたが、判断能力はあるとして懲役15年の刑が確定。

 

一方、母親は息子に犯行を指示したことを否定。裁判では証拠がないと認められ、強盗罪のみで懲役4年6か月の判決が下っただけだった。

 

この事件は母親の浪費癖さえなければ、起こらなかったし、周りの大人も早く気が付けば防げていた事件だった。

 

息子は判決後、弁護側に「自分みたいな人間を作っちゃだめだということをお伝えください」と話したという。


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