大坂正明(イケメン)の時効は不成立!指名手配ポスターが話題に!
1971年に起きた「渋谷暴動事件」で指名手配されていた大坂正明容疑者(67)が、広島県内で逮捕された。
現在、逮捕された男は取り調べに対し、名前を名乗らず、黙秘しているという。
大阪府警は今後、DNA型鑑定をするなどして、男が大坂正明容疑者かどうか確認を慎重に進める。
なお、「渋谷暴動事件」の犯人に関しては、これまで大坂正明容疑者だけが逮捕されずに45年間の逃亡を続けていた。
もし、逮捕した男が大坂正明容疑者なら、これで全員逮捕されたことになる。
街でよく見かけたあの懸賞金300万の指名手配ポスターも、ようやく剥がされる時がきたというわけだ。
ポスターに映る大坂正明容疑者は、当時21歳の大学生。
イケメンだった容姿は、46年経ってどのように代わり果てているのかに注目が集まる。
ほかにも死亡説まで浮上していた大坂正明容疑者が、このタイミングでなぜ逮捕されたのか?
時効が残っていることから、どのような判決が下されるのかにも注目される。
大坂正明はなぜ逮捕された?
45年もの間、捕まることなく逃亡を続けていた大坂正明容疑者が、今になってなぜ逮捕されたのか?
元はと言えば、今月18日、大阪府警が兵庫県内のホテルに偽名で宿泊したとする事件で、広島県内にある中核派のアジトを捜索。
その際、現場にいた男が警察官に体当たりして逃走しようとし、公務執行妨害及び、有印私文書偽造・同行使容疑などで逮捕したのだ。
逮捕されたのは男2人で、そのうちの1人は黙秘。
初めは名前など分からなかったが、年齢や顔、体の特徴から大坂正明容疑者の可能性が浮上したという。
ということは、指名手配のポスターに映った大坂正明容疑者と、現在とではあまり代わっていなくて、整形もしてなかった可能性がある。
そんな大坂正明容疑者は、1972年に指名手配されてから動向が分からなかった。
だが、去年に警視庁が大坂正明容疑者をかくまっていた「支援チーム」のリーダー格、永井隆容疑者を逮捕。
中核派の非公然活動を担う「革命軍」の拠点になっていたとみられる、東京都北区の賃貸マンションを家宅捜索するなどしていたという。
さらに、警察は大坂正明容疑者が病気で治療を受けていたことも割り出していた。
北関東などで足取りを追っていたようだが、結局、広島で逮捕。
現在取り調べ中である。
大坂正明の時効は無効
大坂正明容疑者は死亡するまで時効が成立しない。
そもそも、傷害など5つの容疑で指名手配されていたが、45年間で1つを残して時効が成立。
しかし、共犯とされる男の公判が病気治療で中断したため、公訴時効が成立せず。
平成22年の刑事訴訟法改正で、殺人罪の時効が廃止されたのである。
その為、大坂正明容疑者には一生時効が成立することがなく、罪を償うことになる。
裁判でどのような判決が下されるのか、世間が注目するだろう。
そして、大坂正明容疑者に懸けられた懸賞金300万についても気になるところである。
そもそも懸賞金は匿名者、警察職員及びその親族、共犯者、情報入手の過程で犯罪等を行った者等は支払対象から除外。
よって、今回の場合は誰の手にも入らないというわけだ。
※大坂正明容疑者らが起こした「渋谷暴動事件」とは、1971年11月14日、沖縄返還協定の批准阻止を訴える過激派の学生ら約5000人が、渋谷駅周辺で起こした暴動事件。
中核派は数百人の活動家を動員し、機動隊に火炎瓶を投げつけ、鉄パイプで殴りかかり、派出所や路上の車を炎上させた。
その際、300人以上の学生らが逮捕されたが、警察はこの事件のデモ隊を指揮した中核派の学生7人を主犯に特定。
その中の大坂正明容疑者と他6人が、1975年8月までに逮捕・起訴されていた。
大坂正明がイケメン
大坂正明容疑者が潜伏していたのは、広島市安佐南区のマンション。
5月18日に警察が家宅捜索した際、室内にいた中核派の非公然活動家、鈴木哲也容疑者(52)を有印私文書偽造容疑などで逮捕。
大坂正明容疑者を公務執行妨害容疑で逮捕した。
これで、大坂正明容疑者の指名手配ポスターは必要なくなり、今後は並んで写っていた桐島聡容疑者の指名手配が継続されるのみ。
(大坂正明の指名手配ポスター)
桐島聡容疑者は、東アジア反日武装戦線の主要メンバーで「連続爆破事件」に関与する人物。
東アジア反日武装戦線のメンバーが逮捕されていくの中で、唯一逮捕されなかったのである。
現在も逃亡中で行方はわかっていないが、大坂正明容疑者と同じく、昔の写真なのでかなり容姿は変わっていると思われる。
指名手配当時の大坂正明容疑者は大学生。
若くてイケメンだったが、この桐島容疑者はどのように変貌しているのか?
生きているのなら、早急に逮捕されることを切に願う。