This Manの正体が世にも奇妙な物語企画サイトで判明!?イタリアで後付けされる?
モデルで女優の中条あやみ(20)が4月29日放送の「世にも奇妙な物語2017 春」に初登場。
中条が出演するのは「夢男」と題された作品。中条は同作で主人公の女子大生・ミドリを演じ、不気味すぎると話題の都市伝説の男、「This Man」と対峙する。
この「This Man」とは、10年ほど前から世界各地のネット上で取り上げられてきた都市伝説の男で、同作では「夢男」となってドラマ化。
さらには、世にも奇妙な物語企画サイトに「夢男」の足取りを追った「奇妙なまとめサイト」が展開されていて、最後まで見るとドラマでの「This Man」の正体が判明する。
また、「This Man」は、2006年のニューヨークのとある精神科病院での出来事が発端として生まれた都市伝説の一つだが、完全な作り話という説があり、その中でもイタリアで後付けされた説が濃厚。
つまり、「This Man」は何らかの目的のために存在しない人物が作り出されるという、一種の都市伝説でしかないのである。
This Manの正体が世にも奇妙な物語企画サイトで判明
世界中で話題となっている都市伝説「This Man」とは、2006年のニューヨークのとある精神科病院で1人の女性患者が「今まで一度も会ったことのない男が、なぜかよく夢に現れる」とい、い似顔絵モンタージュを描くと、その後、似たような症状の患者が現れる。
興味を持った医師は同僚にモンタージュを送ったところ、ほかに4人の患者がそっくりなモンタージュを描いたことから、この現象を不思議に思った医師たちはウェブサイトを立ち上げて「This Man」の目撃情報を収集することにした。
それ以降、現在までに世界各地から2000人の目撃証言が寄せられており、以上のことから「世界中の人々の夢に現れる男」とされるようになった。
そして今回の「世にも奇妙な物語2017 春」では、都市伝説の男「This Man」をドラマ化。
「夢男」と題されたあらすじは、毎晩、悪夢にうなされながらもその夢を思い出せないでいた女子大生のミドリ(中条)が、授業中に夢にはメッセージが隠されていると教わるところから始まる。
怖いもの見たさもあって、夢の中に出てくる男の顔をイラストソフトを使ってモンタージュで再現するミドリ。
軽い気持ちでツイッターに画像をアップし「この男が夢に出てきます。助けてください」と投稿。すると翌朝、その投稿が大反響、周りの友人も次々にこの男を夢で見たと言い始める。
また、世にも奇妙な物語企画サイトでは、「夢男」の足取りを追った「奇妙なまとめサイト」が展開されていて、最後まで見るとドラマでの「This Man」の正体が判明する仕組み。
公開されているサイトでは、都市伝説「This Man」が渋谷を中心に目撃されているというツイッターの目撃情報や、「This Man」のものと思われるインスタグラムのスクリーンショット、さらには【閲覧注意】な動画などがまとめられている。
This Manの正体はイタリアで後付けされた?
そもそも「This Man」の正体は作り話で、ニューヨークにある精神科病院も存在しない。
この話の仕掛け人は、イタリアの広告会社「KOOK」の社長、アンドレア・ナテッラ氏という説が有力。
アンドレア氏はネット上の口コミを利用してウイルスのように爆発的に情報拡散する、「バイラル・マーケティング」という販売促進の方法を得意とする人物だ。
結局、「This Man」の真相は、こうした手法の効果を実証するためのプロジェクトだったにすぎず、イタリアのアンドレア氏によって後付けされた都市伝説。
実際に「This Man」の公式サイトは世界中からアクセスが集まり20億を超える大成功を収めた。
イタリア以外にも「This Man」の正体に関する説の一つに、「アメリカ軍が人々の夢を操作する実験を行う最中に作り出した存在」と言われている。
これは、アメリカ軍内部に「超能力部隊」なる秘密の部署が存在し、特殊な電気信号を介して人間の脳を操り、記憶や感情などをコントロールする研究を進めているという。
その一環として人々の夢の中に、「試験放送」のような形で出現させたのが、「This Man」だと言われている。
しかし、これはあくまで後付けされた都市伝説の一つであり、この説を立証する証拠なんてものは存在しない。