ベイカー街の亡霊が放送できない?禁止の理由はヒロキと関係?
☆この記事はこのような人におすすめです。
・『名探偵コナン・ベイカー街(ストリート)の亡霊』が放送できないと言われている理由を知りたい。
・『ベイカー街の亡霊』の声優と登場人物を知りたい。
・本編のあらすじを知りたい。
劇場版「名探偵コナン」の6作目となる『名探偵コナン・ベイカー街の亡霊』は2002年に公開された作品です。
また、同作品は公開から20年近く経つわけですが、劇場版シリーズの中でもそこそこ人気があり、現在でも根強いファンから支持され続けています。
ただ、『ベイカー街の亡霊』は人気があるといっても、これまであまりテレビで放送されていません。
他の人気作品が3回、4回と再放送されている中、2003年4月と2018年2月の2回だけなのです。
そのため、ファンの間では「放送禁止なの?」「何か放送できない理由でもあるのか?」といった都市伝説的な話が広まっていました。
そこで今回は、『ベイカー街の亡霊』が放送できない理由や登場人物、声優などについて調査してみようと思います。
ベイカー街の亡霊が放送できないのはヒロキが原因?
劇場版『名探偵コナン・ベイカー街(ストリート)の亡霊』は、体感シミュレーションゲーム「コクーン」に乗り込んだコナンらがVRの世界で暴走AIと対決するというストーリーです。
また、作品の舞台が19世紀末のロンドンということもあり、あのシャーロックホームズとコナンが究極のコラボ。
コナンシリーズとしては珍しく、SF色は強いものの、演出のクオリティの高さがうけて現在も根強い人気を誇っています。
その『ベイカー街の亡霊』がテレビで放送できない(放送禁止)とウワサされているわけですが、実際のところどうなのでしょうか?
そこで、テレビで放送できない理由を調査したところ、『AI「ノアズアーク」を開発した10歳の天才少年・ヒロキのシーンが原因では?』という説が立っていることが分かりました。
一体どういうことなのかと言うと、冒頭で「僕も、ノアズアークみたいに飛べるかなぁ」という言葉を残してヒロキが飛び降りる衝撃的なシーンがあります。
まさしく「このシーンが問題でBPOに引っかかり、放送できない」と言われているようなのです。
そう言われると確かにヒロキが自ら命を絶つシーンは、現在の風潮を考えるとBPOに意見書が提出されかねないようにも思えます。
しかし、実際のところ、2003年の放送ではほぼノーカットだったものの、ヒロキのシーンが問題になってBPOに意見書が提出されたという話はありません。
それにもし、ヒロキのシーンが本当に問題ならその部分をカットするなりして放送すれば解決できるはずです。
ちなみに、2回目となった2018年2月の金曜ロードショーでは、ヒロキが自ら命を絶った際のシンドラーのワンカットなど、ヒロキの自殺のことを指摘するところをカットして放送していました。
他にもエンディングなど、いろんなシーンをカットしていたので、ヒロキのシーンだけが問題で放送できないというわけでもなさそうです。
要するに15年間放送できなかったのは、「編集に手間がかかる」というのが最大の理由だったように思います。
その証拠に第8作『銀翼の奇術師』、第9作『水平線上の陰謀』、第10作『探偵たちの鎮魂歌』、第11作『紺碧の棺』がまだ金曜ロードショーで一度も放送されていません。
やはり、ウワサはただの都市伝説にすぎなかったのではないでしょうか?
ベイカー街の亡霊の声優と登場人物一覧
劇場版「名探偵コナン」といえば、登場人物の声優をゲストの著名人が務めることが多くあります。
ただ、「ベイカー街の亡霊」のような初期に製作された劇場版には、あまりゲストは出演していません。
ちなみに、過去の作品で著名人が声優を務めていたのは、劇場版20作目の「純黒の悪夢」の登場人物・キュラソー役を天海祐希が担当。
ほかにも14作目の「天空の難破船」に優木まおみ。
16作目の「11人目のストライカー」に桐谷美玲や三浦知良、遠藤保仁、楢崎正剛、中村憲剛、今野泰幸といったJリーグの選手が声優を務めています。
さらに18作目の「異次元の狙撃手」に福士蒼汰。
19作目の「業火の向日葵」にも榮倉奈々や知英がゲストで出演。
22作目の「ゼロの執行人」にも上戸彩とお笑い芸人の博多大吉がこれまたゲストで出演いています。
この上戸彩が演じるのは弁護士・橘境子役で、コナンに至ってはテレビアニメ10周年スペシャルサポーターとして本人役で出演して以来12年ぶりのゲスト出演。
博多大吉はコナン初出演で、司法修習生・羽場二三一(はば・ふみかず)役を演じています。
そして、ゲストが出演していない『ベイカー街の亡霊』ですが、以下が登場人物と声優になります。
※ベイカー街の亡霊の声優と登場人物一覧
江戸川コナン/高山みなみ
工藤新一/山口勝平
毛利蘭/山崎和佳奈
毛利小五郎/神谷明
工藤優作/田中秀幸
鈴木園子/松井菜桜子
灰原哀/林原めぐみ
吉田歩美/岩居由希子
小嶋元太/高木渉
円谷光彦/大谷育江
阿笠博士/緒方賢一
目暮警部/茶風林
白鳥警部/井上和彦
千葉刑事/千葉一伸
ヒロキ・サワダ/折笠愛
諸星秀樹/緒方恵美
諸星警視副総監/堀部隆一
滝沢進也/高乃麗
江守晃/愛河里花子
菊川清一郎/斎賀みつき
樫村忠彬/平田広明
モラン大佐/藤本譲
江守頭取依田英助
モリアーティ教授/小林清志
ジャック・ザ・リッパー/速水奨
アイリーン/島本須美
ハドソン夫人/速見圭
謎の浮浪者/宝亀克寿
ギャンブラー/中嶋聡彦
会場スタッフ/長嶝高士
トマス・シンドラー/津嘉山正種
SP1/細井治
SP2/増谷康紀
キャスター/MAI
アナウンス/百々麻子
リポーター/村井かずさ
司会者/蓮池龍三
ベイカー街の亡霊のあらすじ
IT業界の帝王、トマス・シンドラー(津嘉山正種)の元で、人工知能プログラム「ノアズ・アーク」を開発していた10歳の天才少年・ヒロキ(折笠愛)が謎の自殺を遂げた。
その2年後、シンドラー社は最新のVR技術を駆使したかつてないゲーム機「コクーン」を発表。
五感を支配し、まるで現実の出来事のようにゲームをバーチャル体験することができるという。
コナン(高山みなみ)は蘭(山崎和佳奈)や少年探偵団と一緒に、その発表パーティへ。
そこにはゲームの開発に関わった新一(山口勝平)の父・優作(田中秀幸)の姿もあった。
しかし華やかなパーティのスタート直後、シンドラーの手で「コクーン」の開発責任者・樫村(平田広明)が殺された。
樫村が残したダイイングメッセージを見たコナンは、優作が担当した「コクーン」のステージにヒントが隠されていると直感。
少年探偵団や灰原(林原めぐみ)、蘭、警視副総監の孫・諸星(緒方恵美)らと共に、「シャーロック・ホームズ」の世界と実在の殺人鬼、ジャック・ザ・リッパーの事件がミックスされた「オールドタイム・ロンドン」のステージに挑むことに。
しかしゲームのスタートと時を同じくして、「コクーン」が「ノアズ・アーク」に占拠されてしまい…!?
引用元:金曜ロードシネマクラブより