ベイカー街の亡霊 放送禁止はヒロキが原因?声優と登場人物一覧は?

劇場版「名探偵コナン」の6作目となる『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』が、2月9日の金曜ロードShow!で放送される。
『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』は2002年に公開されているにもかかわらず、16年経った現在も依然として人気を誇る。
今回の放送が決定したのも視聴者からのリクエストが多かったためなのだろうが、なんせテレビで放送されるのは2003年4月に初放送されて以来、約15年ぶり。
他の人気作品が3回、4回と再放送される中、同作品は15年間放送されなかったのだ。
だからなのか、ファンの間では「放送禁止なのか?」「放送できない理由があるのか?」といった都市伝説的な話が広まっていたという。
放送できない理由についてだが、一説によると、劇中に登場するヒロキのシーンが問題ではないかとウワサされていた。
ヒロキのシーンをそのまま放送すると、BPO(放送倫理・番組向上機構)に意見書が提出されかねないというのだ。
しかし、ほんとうにヒロキのシーンが原因で放送禁止に指定されていたのだろうか。
放送できなかったのはただの偶然だった可能性もあるし、本当にマズかったらストーリーまでもおかしくなるが、カットすれば放送できたはずだ。
答えは今回の放送を見れば分かるだろうが、やはり、これまで放送されなかったのは、なんか別の理由があってのことだったと思う。
そんな今回は、映画『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』に関する登場人物や声優などについてまとめてみた。
ベイカー街の亡霊 放送禁止はヒロキが原因?
劇場版の6作目となる『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』が約15年ぶりに放送されることにファンから歓喜の声があがっている。
今回放送される「ベイカー街の亡霊」は歴代の中でも人気トップ3に入る作品。
コナンらが体感シミュレーションゲーム「コクーン」に乗り込み、VRの世界で暴走AIと対決するというストーリーだ。
また本作品の舞台が19世紀末のロンドンということもあり、あのシャーロックホームズとコナンが究極のコラボ。
コナンシリーズとしては珍しく、SF色は強いが、演出のクオリティの高さがうけて根強い人気がある。
その作品が放送禁止になっているとウワサされていたのだが、実際のところ真偽のほどは分かっていない。
一説には、AIの「ノアズアーク」を開発していた10歳の天才少年・ヒロキが原因では?と囁かれていた。
映画の冒頭で「僕も、ノアズアークみたいに飛べるかなぁ」という言葉を残してヒロキが飛び降りる衝撃的なシーンがあり、これがBPOに引っかかるといわれていたのだ。
たしかに、最近世の中の風潮が口うるさいのもあって、ヒロキが自ら命を絶つシーンはBPOに意見書が提出されかねないようにも思える。
だが、実際のところ、2003年の放送でヒロキのシーンが問題になってBPOに意見書が提出されたという話は聞いていないし、もし本当にマズかったらカットするなりして放送すれば解決できる。
ただ、このシーンからストーリーが展開されていくので、カットしてしまうと本作のテーマの深さを垣間見ることができない。
なので今回の放送にヒロキのシーンがそのまま使われていれば、「放送禁止」のウワサはただの都市伝説にすぎなかったということになる。
ベイカー街の亡霊の声優と登場人物一覧
劇場版「名探偵コナン」といえば、登場人物の声優をゲストの著名人が務めることが多い。
ただ、「ベイカー街の亡霊」のような前半の劇場版にはあまりゲストは出演していないが、後半の方ではたびたび著名人が声優を務めている。
たとえば、劇場版20作目の「純黒の悪夢」の登場人物・キュラソーの声優を天海祐希が担当。
⇒ 名探偵コナン純黒の悪夢のあらすじ ネタバレ キュラソーの最後はイルカの黒が暗示?
ほかにも14作目の「天空の難破船」に優木まおみ。16作目の「11人目のストライカー」に桐谷美玲や三浦知良、遠藤保仁、楢崎正剛、中村憲剛、今野泰幸といったJリーグの選手が声優を務めている。
さらに18作目の「異次元の狙撃手」に福士蒼汰。19作目の「業火の向日葵」にも榮倉奈々や知英がゲストで出演し、4月13日から公開される最新作「名探偵コナン ゼロの執行人」にも上戸彩とお笑い芸人の博多大吉が、ゲストで出演することが決定している。
上戸彩が演じるのは弁護士・橘境子役で、コナンにはテレビアニメ10周年スペシャルサポーターとして本人役で出演して以来12年ぶりのゲスト出演。
博多大吉はコナン初出演で、司法修習生・羽場二三一(はば・ふみかず)を演じる。
そして、今回の「ベイカー街の亡霊」にゲストは出演していないが、以下が登場人物と声優になる。
※ベイカー街の亡霊の声優と登場人物一覧
江戸川コナン/高山みなみ
工藤新一/山口勝平
毛利蘭/山崎和佳奈
毛利小五郎/神谷明
工藤優作/田中秀幸
鈴木園子/松井菜桜子
灰原哀/林原めぐみ
吉田歩美/岩居由希子
小嶋元太/高木渉
円谷光彦/大谷育江
阿笠博士/緒方賢一
目暮警部/茶風林
白鳥警部/井上和彦
千葉刑事/千葉一伸
ヒロキ・サワダ/折笠愛
諸星秀樹/緒方恵美
諸星警視副総監/堀部隆一
滝沢進也/高乃麗
江守晃/愛河里花子
菊川清一郎/斎賀みつき
樫村忠彬/平田広明
モラン大佐/藤本譲
江守頭取依田英助
モリアーティ教授/小林清志
ジャック・ザ・リッパー/速水奨
アイリーン/島本須美
ハドソン夫人/速見圭
謎の浮浪者/宝亀克寿
ギャンブラー/中嶋聡彦
会場スタッフ/長嶝高士
トマス・シンドラー/津嘉山正種
SP1/細井治
SP2/増谷康紀
キャスター/MAI
アナウンス/百々麻子
リポーター/村井かずさ
司会者/蓮池龍三
ベイカー街の亡霊のあらすじ
IT業界の帝王、トマス・シンドラー(津嘉山正種)の元で、人工知能プログラム「ノアズ・アーク」を開発していた10歳の天才少年・ヒロキ(折笠愛)が謎の自殺を遂げた。
その2年後、シンドラー社は最新のVR技術を駆使したかつてないゲーム機「コクーン」を発表。
五感を支配し、まるで現実の出来事のようにゲームをバーチャル体験することができるという。
コナン(高山みなみ)は蘭(山崎和佳奈)や少年探偵団と一緒に、その発表パーティへ。
そこにはゲームの開発に関わった新一(山口勝平)の父・優作(田中秀幸)の姿もあった。
しかし華やかなパーティのスタート直後、シンドラーの手で「コクーン」の開発責任者・樫村(平田広明)が殺された。
樫村が残したダイイングメッセージを見たコナンは、優作が担当した「コクーン」のステージにヒントが隠されていると直感。
少年探偵団や灰原(林原めぐみ)、蘭、警視副総監の孫・諸星(緒方恵美)らと共に、「シャーロック・ホームズ」の世界と実在の殺人鬼、ジャック・ザ・リッパーの事件がミックスされた「オールドタイム・ロンドン」のステージに挑むことに。
しかしゲームのスタートと時を同じくして、「コクーン」が「ノアズ・アーク」に占拠されてしまい…!?
引用元:金曜ロードシネマクラブより