川口祖父母殺害事件の母親の顔(立川千明)や少年の現在は?2024最新
☆この記事はこのような人におすすめです。
・埼玉県川口市で起きた「川口祖父母殺害事件」について知りたい。
・映画「マザー」の実話事件、川口祖父母殺害事件の母親の顔写真があるのかを知りたい。
・母親の実名を知りたい。
・母親と少年(息子)の判決や現在を知りたい。
・少年の生い立ちを知りたい。
2014年に起きた「川口祖父母殺害事件」は、当時17歳の少年が金銭目的のために祖父母の命を奪った事件。
しかも、あろうことか犯行を指示したのは少年の実の母親だったのです。
ただ、犯人の少年(息子)には、あまりに壮絶な生い立ちがあり、育った境遇が明らかになると、同情の声が数多くあがったのも事実。
その息子の生い立ちなどについては後に解説するとして、この事件はなんといっても犯行を指示した母親に問題があります。
そこで問題の母親ですが、実名は立川千明といって、事件当時は41歳か42歳。
実際に殺人を犯した息子が懲役15年だったことに対し、母親の立川千明は、わずか懲役4年6か月の判決だったのです。
しかもこの判決があまりにも軽すぎることからネットが炎上。
そして服役中だった母親は現在出所し、少年はまだ刑務所に入っています。
そこで今回は、川口祖父母殺害事件について迫ってみようと思います。
川口祖父母殺害事件の母親(立川千明)の顔写真
息子が母親から命令され、祖父母の命を奪った「川口祖父母殺害事件」は、日本の犯罪史上稀に見る衝撃的な事件でした。
このような残虐事件は、犯罪大国アメリカなどでは起こりうることかもしれませんが、日本でも実際に起こったのです。
それに息子はなぜ、母親に命令されるがままに犯行に及んでしまったのか?
息子は自分の犯した罪について「大人に対しては、疑う心しかなかった」と当時を振り返っているそうです。
ただし、息子をそのように思わせたのが、実の母親です。
残念ながら母親の顔写真はありませんが、実名は立川千明といいます。
この母親がどうしようもなく、子供がいてもまともに働かくことはありませんでした。
真面目に働いて、浪費癖さえなければ事件は起こらなかったといえるでしょう。
川口祖父母殺害事件の少年(息子)の生い立ち
「川口市祖父母殺害事件」は、犯行をおこなった少年(息子)の生い立ちも壮絶なものでした。
その少年(息子)の実名や顔に関しては公になっていませんが、幼少期は両親と3人で暮らすも、4歳になる頃に一家は借金で首が回らなくなり関東近郊に夜逃げ。
移住しても母親は働かないどころか、実父から受け取った家賃の金を大家に支払わず、パチンコなどに浪費していたといいます。
その後、一家は息子の小学校入学を機にさいたま市内のアパートに引っ越し。
母親の立川千明は夜の仕事を始めるも、実父は愛人の元に入りびたりで自宅にはほとんど帰って来なかったそうです。
そんな状況になり、母親はホストクラブに通い始め、働かない。
残された少年は両親のいない家で孤独に募らすようになるのです。
そして、少年が4年生になると学校にも行かなくなり、両親は離婚。
少年は母親の立川千明と暮らすことを選ぶのですが、この選択が大きな間違いだったのです。
その後の少年の暮らしはあまりに過酷な境遇。
母親の立川千明はホストと再婚しますが、2人とも仕事をせず。
あちこちで借金しては、その場しのぎの生活を送っていたといいます。
そうして各地を転々とした一家は、金のあるときはホテルで生活。
金がなくなるとホテルの敷地にテントを張って野宿したり、横浜スタジアム周辺や児童公園で野宿をする生活を続けたのです。
また、その頃の立川千明は再婚相手との子を妊娠、出産。
少年には妹ができることになるわけですが、面倒はすべて少年が見ていたといいます。
少年(息子)への虐待
ちょうどこのころから少年(息子)に対して虐待が始まります。
再婚相手から暴力を振るわれ、少年(息子)は中学生になっても学校へ行かず。
ただ、一家が生活保護を受給できるようになったため、簡易宿泊所で生活しながら、少年(息子)はフリースクールに通うことになります。
しかし、そんな生活も半年でついえます。
浪費癖のある母親の立川千明が生活保護費をホテルやゲームセンター、パチンコなどに費やしたのです。
さすがに再婚相手もそんな生活に業を煮やし、家族の前から姿を消したのだとか。
その後、今度は少年(息子)が働きに出るようになり、一家はその会社の寮に住むことができるようになります。
すると母親の立川千明が遊ぶ金を工面するため、少年(息子)に給料を前借りさせたり、会社の先輩にも借金をさせたりしたのです。
ただ、そんな母親でも息子は捨てられることにおびえて言うことを聞くしかなかった。
しかし、一家はさらに借金が膨らみ、会社の寮から姿を消すことになります。
そして、行き場を失った母子が次に取った行動が祖父母に借金の申し入れだったのです。
しかし、借金を断られと、翌日2人は犯行を計画。
そして、ついに事件を起こしたのです。
川口祖父母殺害事件とは
「川口祖父母殺害事件」は2014年3月29日に埼玉県川口市で起こった事件。
現場(場所)は埼玉県川口市西川口2丁目のアパートの一室で、高齢夫婦が何者かに命を奪われたのです。
犯人は部屋からは現金8万円やキャッシュカード、カメラなどを奪って逃走。
事件発生から約1か月後、警察は老夫婦の孫の17歳少年を逮捕。
被害者の老夫婦は、少年の母親の実父・母で祖父母にあたります。
また、犯行の指示をしたのは母親でしたが、当初、息子は金を借りることで済ませようとしたといいます。
しかし、これまで何度も借金を繰り返していたことから祖父母は、その申し出を拒否。
仕方なく息子が犯行に及んだのです。
川口祖父母殺害事件の母親の現在と手紙
「川口祖父母殺害事件」の裁判は以下の通りになります。
「少年は小中学校にも行かせてもらえず、極めて不適切な養育の中で母親に逆らえなくなっていた。 犯行前に母親から犯行を指示されたことなどを考慮すべきだ」として、無期懲役の求刑に対して、懲役15年の判決を言い渡した。
2審の東京高等裁判所は「『指示していない』という母親の証言には強い疑念が残る」と指摘し、弁護側の主張の一部を認めたが、「刑の重さが不当とは言えない」として1審に続き懲役15年の判決を言い渡し、弁護側が上告していた。
最高裁判所第3小法廷の木内道祥裁判長は上告を退ける決定を出し、懲役15年の判決が確定することになった。
息子は小学生のころから母親らに金を得るための道具のように扱われ、虐待を受け続けてきましたが、判断能力はあるとして懲役15年の刑が確定。
なので息子は現在も服役中で、判決後、弁護側に「自分みたいな人間を作っちゃだめだということをお伝えください」と話したといいます。
一方、母親は息子に犯行を指示したことを否定。
裁判では「証拠がない」と認められ、強盗罪のみで懲役4年6か月の判決が下っただけでした。
結果、母親は現在出所していることになります。
ということで、この「川口祖父母殺害事件」は母親の浪費癖さえなければ、起こらなかったし、周りの大人も早く気が付けば防げていた事件だったと思います。
ちなみに、母親の立川千明が札幌刑務支所に服役中、各マスコミが手紙のやりとりをしていたようです。
その手紙には本の差し入れの要求など、自分の都合最優先でせがんでくることがあったのだとか。
かと思えば、息子のことが好きで、離れたことは一度もなかったという趣旨の内容がつづられていたこともあったそうです。
ただ、服役中に「出所したら、息子に会いに行きたい」と手紙に書かいていたこともあったようですが、出所後、実際に息子に会ったという話を聞かないということです。