スーパーナンペイ事件を霊視(透視)?犯人の時効や跡地は?
☆この記事はこのような人におすすめです。
・日本を震撼させた凶悪事件のひとつ「スーパーナンペイ事件」の霊視(透視)結果について知りたい。
・犯人の特徴や真相について知りたい。
・事件の時効や店の跡地について知りたい。
「スーパーナンペイ事件」は、懸命の捜査に関わらず、いまだ犯人の逮捕に至っていません。
そんな未解決事件の「スーパーナンペイ事件」とは、1995年7月30日に東京・八王子市のスーパー「ナンペイ大和田店」で発生。
アルバイトの女子高生・矢吹恵さん(当時17)、前田寛美さん(当時16)、パート従業員の稲垣則子さん(当時47)の3人が何者かに命を奪われたのです。
なお、現場となったスーパー「ナンペイ大和田店」は、事件後に閉店。
現在、跡地はどうなっているかというと、駐車場になっていて、情報提供を呼びかける立て看板だけが置いてあるようです。
また、事件発生から25年が過ぎても犯人は捕まっていないため、懸賞金も600万円にまでに跳ね上がっています。
過去には海外から超能力者を呼び寄せ、霊視(透視)していたテレビ番組の企画もあったのですが、結局、犯人を特定するまでに至らず。
その後の2015年には、粘着テープの指紋の一部から約10年前に病死した日本人男性の犯行が浮上するも、こちらも犯人として断定されませんでした。
はたして、犯人は一体誰なのか。
そこで今回は、「スーパーナンペイ事件」の霊視(透視)結果、犯人の時効などについてまとめてみました。
スーパーナンペイ事件の犯人を霊視(透視)
スーパーナンペイ事件は閉店後の午後9時20分ごろ、事務所がある2階で発生。
また、この日は現場から60メートルの距離にある公園で盆踊り大会が行われていました。
そして、被害者ですが、前田寛美さんは当日非番で、友人の矢吹恵さんと一緒に盆踊り大会に参加するため、迎えに来ていたところ事件に巻き込まれて死亡。
友人の矢吹恵さんと、もう1人のパート従業員・稲垣則子さんも2階事務所で殺害されたのでした。
この事件で言えることは、犯人は無抵抗の女性3人を容赦なく死に至らしめていること。
その残虐な手口からして「外国人が犯人ではないか?」という推測もされているようです。
あと、過去にはテレビ番組の超能力捜査で海外から霊能者を呼んできて、霊視(透視)で犯人を特定しようと試みたことがありました。
その番組というのは、日テレで不定期に放送されていた「FBI超能力捜査官」。
アメリカで「マダム・モンタージュ」の異名を持つ超能力者・ナンシーマイヤーという女性を呼び寄せ、霊視(透視)させたのです。
その際、ナンシーマイヤーが犯人の特徴について霊視(透視)した結果は以下の通りです。
・犯人はパート従業員の稲垣さんと知り合いで、ストーカーのような存在だった。
・犯人は精神を病んでいて、もし、自分の思いが稲垣さんに届かなかったら稲垣さんを殺すつもりだった。
・犯人は凶器の拳銃を暴力団と関係を持つ友人から入手。
・犯人は犯行直前に現場の2階事務所を訪れ、稲垣さんに自分の思いを伝えたが拒否された。その腹いせに一緒にいた前田さんと矢吹を巻き込んで犯行に及んだ。
・犯人は事件後もよく精神科の病院で入退院を繰り返してる。
・犯人は事件の2、3ヶ月前に店を訪れている。
結局、ナンシーマイヤーが犯人について霊視(透視)したのはこれだけ。
これでは犯人逮捕の糸口が掴めないのは当然です。
ちなみに、そもそも超能力捜査なんていうのは海外に存在しないとか。
日本のテレビ局が勝手に名付けたもので、あまりにも犯人逮捕に至らないためか、超能力捜査のテレビ番組はいつしか見かけなくなっています。
スーパーナンペイ事件の真相は?
スーパーナンペイ事件の真相は、結局のところいまだ謎のままです。
未解決事件なので、当たり前といえば当たり前の話なのですが、犯人の目的は一体何だったのか。
事件当日、スーパー「ナンペイ大和田店」はバーゲンを開催していて、普段の倍以上の売り上げがあったといいます。
「犯人はそのことを知っていて、強盗に入った」とされているのですが、現金約500万円が入った金庫は鍵がかかったまま無事でした。
というか、犯人は金庫をこじ開けようとしたようですが、何もとらずに逃亡。
さらに、現場は住宅街にあるにも関わらず、逃亡した犯人を目撃した人はほとんどいなかったのです。
ただ、「不審者を見た!」という目撃談はあるようです。
その目撃談というのは、事件当日の夕方ごろ、店内の様子をしきりにうかがう不審人物がいたのだとか。
年齢は50代くらいの日本人男性で、店内に入るわけでもなく、外からレジを担当していた稲垣さんと矢吹さんのことをずっと見ていたそうです。
また、スーパーナンペイ事件が起きた1995年は、3月に「地下鉄サリン事件」と「国松警察庁長官狙撃事件」が発生した年でもあります。
地下鉄サリン事件はオウムによる犯行でしたが、国松警察庁長官狙撃事件に至っては現在も未解決のまま。
「国松警察庁長官狙撃事件の犯人は中村泰」という説があったり、スーパーナンペイ事件も「中村泰の犯行」という憶測も飛び交っているようですが、結局、どちらも真相は分かっていません。
スーパーナンペイ事件の時効や跡地は?
スーパーナンペイ事件の犯人について、手がかりが全くなかったわけではないようですが、どれも決定的な証拠はありませんでした。
その一つとして、2008年には犯人を知る中国人男性の存在が浮上。
この中国人男性については、2013年11月に「実行犯を知っている可能性がある」という理由で、カナダ在住の中国籍の男を別件逮捕して取り調べを行っています。
しかし、有力な手掛かりは得られず。
また、2015年には被害者が縛られていた粘着テープから採取された指紋が、10年前に病死した男性のものと酷似していることが判明。
この男性は元運送業の日本人で、事件当時は50代。
多摩地区在住で土地勘があり、事件現場で目撃された同じ白い車を持っていたとして、警察から聴取されていました。
しかも現場に残されたDNAが、この男性のものとほぼ一致したと思われたのですが、完全一致ではなかったといいます。
さらに男性には事件当時アリバイがあったのと、被害者3人と接点がなかったため、捜査線上に浮かぶことはありませんでした。
そんな未解決事件が発生したスーパーの跡地はというと、現在、見る影もなく駐車場になっており、情報提供を求む立て看板だけが置かれている状態です。
跡地に立て看板があるのは、この事件を風化させないため。
また、時効が廃止されたのも犯人逮捕に希望をつなぐことになったのでした。
というのも、犯人が逮捕されぬまま時効を迎えようとしていた2010年4月、法律が改正されたのです。
1996年に起きた「柴又上智女子大生事件」や2000年に起きた「世田谷一家事件」と共に「スーパーナンペイ事件」も重大犯罪として時効が廃止。
結局、この改正で全国373事件と指名手配者11人の時効が無くなり、捜査が続けられることになったのです。