耳をすませばの声優(お父さん)が棒読みで下手?バロン役は?2024最新
☆この記事はこんな人におすすめです。
・長編アニメ映画「耳をすませば」のお父さん役を務める声優が、棒読みで下手に聞こえる理由を知りたい。
・アニメ「耳をすませば」に出てくる猫の男爵・バロンの名言セリフを知りたい。
・アニメ「耳をすませば」の原作やあらすじを知りたい。
アニメ映画「耳をすませば」は、小説家を夢見る少女・月島雫(つきしま しずく)と、バイオリン職人を目指す少年・天沢聖司(あまさわ せいじ)の青春を描いた物語です。
原作は柊あおいの同名漫画作品で、スタジオジブリ制作の元、1995年にアニメ化されました。
また、ジブリといえば宮崎駿監督ですが、「耳をすませば」は多数のジブリ作品を手がけた日本屈指のアニメーター・近藤喜文氏が、初めて監督を務めた作品。
だったのですが、近藤喜文氏はその後、47歳の若さで急逝しています。
そんな近藤喜文監督が残した「耳をすませば」は、どこにでも居そうな少年、少女の日常を描いています。
そこで今回は、映画「耳をすませば」に出演するお父さん役の声優の演技や、原作漫画との違い。
「猫の恩返し」にも出てくる猫の男爵・バロンの名言セリフなどについて深堀して行こうと思います。
耳をすませばのお父さんが棒読みで下手?
アニメ映画「耳をすませば」のヒロイン・月島雫は読書好きな中学3年生。
夏休みのある晩の日、図書館で借りた本の貸し出しカードをきっかけに天沢聖司と出会い、恋をします。
そんな2人の純愛は青春そのもの。
見る人に感動を与え、その後のことが気になる展開を描いています。
また、それぞれの目標に向かって頑張る姿は、共感を生むこと間違いありません。
なお、2人を担当する声優ですが、ヒロインの月島雫役を声優の本名陽子、天沢聖司役を俳優の高橋一生が務めています。
月島雫役を務めた本名陽子は、ほかにもハルのクラスメイトで眼鏡をかけているチカ役の声も担当。
天沢聖司役を務めた当時の高橋一生が声変わりする前だったように、本名陽子も当時はまだ子役として声優を務めていました。
そんなこともあって、声優が変わったように感じるのかもしれません。
また、高山みなみが月島雫の学校の高坂先生役と、本職の声優が登場人物の声を担当しているのですが、そこはジブリ。
例のごとく、プロの声優ではない著名人がキャストの声を務めています。
たとえば雫のお父さん役に評論家の立花隆、母親役を女優の室井滋。
先生役にもタレントの岸部シローやアナウンサーの笛吹雅子、テレビの野球放送で解説者役として、元プロ野球選手の江川卓なんかが出演しています。
そんな中でも、雫のお父さん役を務めた立花隆の演技がひどいというか、棒読みで下手くそに聞こえます。
演技に関しては、立花隆はプロの声優ではないので、下手なのは当然。
それにお父さんが喋るセリフは、棒読みで笑えてきます。
結局、最近のジブリ作品にプロの声優を使わなくなったのは、宮崎監督が「いかにも声優らしい演技を嫌っているから」という説もあります。
いずれにせよお父さん役は、もう少しマシな候補はいなかったのかと常々思うところです。
※映画「耳をすませば」声優一覧
月島雫/本名陽子
天沢聖司 /高橋一生
月島靖也(雫の父親)/立花隆
月島朝子(雫の母親)/室井滋
月島汐(雫の姉)/山下容莉枝
バロン/露口茂
西司朗(地球屋主人)/小林桂樹
高坂先生 /高山みなみ
原田夕子 /佳山麻衣子
ナオ/千葉舞
南/井上直久
北/鈴木敏夫
杉村/中島義実
絹代/飯塚雅弓
原田夕子の父親/中村晴彦
数学の教師/笛吹雅子
職員室の先生/岸部シロー
テレビの野球中継の実況アナウンサー/小川光明
テレビの野球中継の解説者/江川卓
耳をすませばのバロン声優と名言セリフ
映画「耳をすませば」に出てくる猫の置物・バロン(フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵)の声優は、刑事ドラマ『太陽にほえろ!』の山さん役で知られる露口茂氏です。
バロンは、その後に公開された「猫の恩返し」にも登場し、声優が袴田吉彦に代わっています。
なお、バロンの声優が変更されたのは、主人公とのバランスを考慮したからだとか。
どちらも、原作者は一緒の『柊あおい』で、出てくるキャラクターも一部同じ。
ですが、猫の恩返しは月島雫が後に、バロンをモデルに書いた作品という設定になっています。
それに「耳をすませば」の猫のムーンが、「猫の恩返し」では、ムタとして出ています。
そこで、「耳をすませば」に出てくるバロンの名言セリフを抜粋してみました。
※バロンの名言セリフ一覧
「遠いものは大きく、近いものは小さく見えるだけのことだ。」
「いざお供つかまつらん。」
「ラピス・ラズリの鉱脈を探す旅に。」
「恐れることはない新月の日は空間がひずむ。」
「飛ぼう!上昇気流をつかむのだ!」
「急がねば!小惑星が集まってきた!」
「いいぞ、気流に乗った。このまま、あの塔を一気に越そう」
耳をすませばは原作と違う?
映画化された「耳をすませば」と原作の漫画では、多少異なるところがあります。
たとえば、漫画の主人公は中学1年ですが、映画版は中学3年の設定。
原作の天沢聖司は画家を目指していますが、映画の方ではバイオリン職人を目指しています。
ほかにも原作では、天沢聖司に航司という兄がいるのに、映画では出てきません。
当然、原作には「カントリーロード」の曲もなければ、イタリア留学のことも書かれていないのです。
ただ、原作との違いがあっても、映画化されている方がよくできていると思います。
映画には、地球屋主人が修理している古時計の盤面に、「紅の豚」のポルコ・ロッソの名が刻まれている。
また、天沢聖司がイタリア留学に行く前の日の夜、月島雫が電車に乗る時、外に「耳をすませば」と書かれているビルがあったりと、隠れたメッセージがある分、楽しめます。
※映画「耳をすませば」のあらすじ
月島雫は、とにかく明るい読書好きの少女である。
雫は学校の図書館、市立図書館と片っ端から物語を読みまくっていた。
ある日、雫は貸出カードに“天沢聖司”という名前を発見し、それ以来、良く注意してみると、雫の読む本には必ず先にその名前があることに気付く。
雫の心の中でその名前は、顔も年齢も知らぬまま次第に膨れ上がり、育っていった。
この夏休みは雫にとって中学最後の夏休みであった。
両親は雫にあまりに理解があり過ぎて、何も強制しようとはしない。
雫は恋や進路を巡る友人たちの騒ぎにも付き合いながら、やがてひとりの少年と出会う。
少年は中学を卒業したらイタリアへ渡って、ヴァイオリン職人の修行をしようと決意していた。
そのための準備を確かな足取りで進めている彼が、あの貸出カードの“天沢聖司”だったのだ。
雫は聖司に心ひかれながら、進路も将来も自分の才能にも、全てが曖昧な自分へのコンプレックスと焦りに引き裂かれる思いがした。
二人は幼くたどたどしいながらも、あくまで真摯に距離を近づけていく。
雫は、二人は立ち止まり見つめ合うのではなく、並んで立って同じ遠い地平線を見つめるのだと決め、その時にそれまで抱いていた曖昧な不安から解放されたような気がしていた。
出発を数日後に控えた聖司は早朝の丘に雫を誘い、朝焼けの中で「一人前の職人になったら、結婚してくれ」と告白する。
雫はゆっくりと頷いた。
聖司は晴れやかな顔で、夢を果たすために旅立って行くのだった。
春、高校の入学式に向かう新入生の中に月島雫の姿もあった。
雫は相変わらず溌剌と元気だったが、以前とひとつだけ違うのは、自分を賢く見つめる眼差しを胸にしっかりと抱いていることだった。
引用元:movie.walker