ゾディアック事件の犯人の暗号とは?息子は誰?

ゾディアック事件の犯人画像

☆この記事はこのような人におすすめです。

・「ゾディアック事件」の犯人を知りたい。

・犯人が送り付けた暗号について知りたい。

・犯人の息子が誰なのかを知りたい。

 

ゾディアック事件とは、1968年から1974年の間にアメリカで発生した未解決事件です。

 

この事件の特徴は、1人の男に複数の男女が襲われるというもので、少なくとも5人以上が死亡。

 

犯人は犯行後、警察に「私が犯人だ」と電話したり、自分の名前を隠した暗号文をマスコミに送り付けるなどして挑発を繰り返したのです。

 

一方、挑発された警察はというと、なかなか犯人を特定するまでに至らず。

 

その間にも事件は繰り返され、そのたびに犯行声明が届き続けたのでした。

 

ところが、1974年に送られてきた犯行声明を最後に事件が起こらなくなり、犯人からの通信も途絶えます。

 

この猟奇的な事件が「ゾディアック事件」と呼ばれているのですが、なぜそのような事件名が付いたのか?

 

それは、犯人が声明文の中で使っていた名前が”ゾディアック”だったからです。

 

もちろんゾディアックとは、本当の名前ではなく、偽名であり、正体も不明。

 

犯人の顔は、事件の目撃談から作成された似顔絵からしか想像するしかなかったのです。

 

そんな中、自分が「ゾディアックの息子だ」と名乗る人物が出現します。

 

名前は、ゲーリースチュワート。

 

ゲーリーは自分の父親のことを調べるうちに、「ゾディアック事件の犯人が父親かも?」という疑念にかられたのでした。

 

そして、「自分がゾディアックの息子」という所まで行きつき、調べたことをまとめた本まで出版したのです。

 

そこで今回は、ゾディアックの息子と名乗るゲーリースチュワートが調べたことや、「ゾディアック事件」の犯人について深堀していこうと思います。

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ゾディアック事件の犯人の暗号とは?

ゾディアック事件の犯人は、男女のカップルばかりを標的にしました。

 

その中で命からがら助かった被害者は、犯人の特徴を「丸顔でがっしりした体格、身長は170cmくらいで年齢が25~35歳。」と答えています。

 

そして犯人は、後に犯行声明文を送りつけているのですが、やはり内容は犯人しか知らないようなことが書かれていたといいます。

 

また、犯行声明文と一緒に暗号文のようなものも備え付けられていて、「○」の文字の中に「十」字が書かれた「照準器」のようなサインがしてあったそうです。

 

犯人が書いた暗号文は合計3枚。

 

しかも、3枚とも内容が違うもので、「すべてを組み合わせれば犯人が誰だか分かる」と書かれてあったということです。

 

なお、その暗号文というのは「アルファベット文字」、「ギリシャ記号」、「モールス記号」、「天気記号」、「海軍手旗記号」などから成る奇妙な形の文字だったとか。

 

そのため、警察は海軍の暗号解読の専門家に依頼。

 

しかし、結局送られてきた暗号は解けなかったのです。

 

(暗号文)
ゾディアック事件の暗号の画像

 

その後も色々な人物が暗号の解読に挑んだところ、高校教師のドナルド・ジーン・ハーデンが解読に成功。

 

ドナルドによると、暗号は以下のようなものだったそうです。

「俺は人殺しが好きだ。とても楽しいから、森でケモノを殺すよりも楽しい。人間は一番危険な動物だ。殺人は俺にとっては最高のスリル。女の子とセッ〇スするよりも楽しい。特にいいことは、俺が死んで楽園に生まれ変わった時、俺が殺した奴らはそろって俺の奴隷になるところだ。俺の名前(本名)は言わない。言えばお前たちは、将来、俺が生まれ変わった世界のために、今やっている奴隷狩りを邪魔するか、やめさせようとするからだ。」

 

また、暗号に関しては、ゾディアックの息子と名乗るゲーリースチュワートの本にも興味深いことが書いてあったといいます。

 

ゲーリーは自分の父親について、このようにつづっているのです。

「幼少期を日本で過ごし、すぐに日本語を憶えた。その後、ドイツ語とイギリス英語のアクセントも完璧にマスターした。従軍牧師として第二次大戦に参戦する傍ら、海軍の情報部員でもあった父から暗号の組み立て方を教わり、たちまちその技術を習得した。」

 

要するに、犯人が高度な暗号のテクニックを駆使するように、自分の父親も「同様な暗号を習得している」と書いていたのです。

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犯人の息子はゲーリースチュワート?

ゲーリースチュワートは、生まれて間もなく親に捨てられ、子供の頃は養子として育てられました。

 

そんなある日、養父母の元に「生みの親」と名乗る女性から突然電話があり、ゲーリーは自分の本当の名前と両親の存在を知らされます。

 

その後、ゲーリーは実母と再会。

 

実母と再会ゲーリーは、知りたくなった父親のことを聞くも、「離婚後は全く音信不通で居場所がわからない」と言われたのでした。

 

それならばと、ゲーリーは父親のことを知るために調べることを決意。

 

その最中に「ゾディアック事件」のことを知ります。

 

しかもテレビに映し出された犯人の似顔絵が、自分にそっくりだったのです。

 

ゲーリースチュワートの画像

 

そうこうするうちに、自分の父親は「ゾディアック事件の犯人かも?」という疑惑に満ちていきます。

 

その後、父親がいまだ未解決事件の犯人かもしれないことを、さまざまな手段を使って捜査。

 

いろんな関係者や遠い親戚、学生時代の友人などを探し、ゾディアック事件の本質に近づこうとするのでした。

 

結果、父親の名前が「アール・ヴァン・ベスト・ジュニア」ということが判明。

 

ほかにも学生時代のことや実母とのこと、母親が当時14歳だったときに駆け落ちしたことなどが分かったのでした。

 

さらに、父親が1984年5月20日に亡くなっていたことも判明。

 

ゲーリーの本には調べて分かったことが「ゾディアック事件」の犯人と直結し、「自分が犯人の息子」ということが記せられているのです。

ゾディアック事件の犯人は誰?

ゾディアック事件の犯人がゲーリースチュワートの父親・アール・ヴァン・ベスト・ジュニアなら、すでに亡くなっていることになります。

 

そんな状況の中、犯人として最有力だったのは、アーサー・リー・アレンという男です。

 

アーサーは知能が高く、容疑者とされたのですが、後に死亡。

 

容疑者とされたのは、アーサーの死後、犯行を裏付ける証拠品が見つかったからだそうです。

 

しかし、後のDNA鑑定によって無実と断定されたのでした。

 

ほかにも1947年1月15日にアメリカで発生した「ブラック・ダリア事件」の犯人の筆跡と「ゾディアック犯の筆跡が一致した」という話もあるようです。

 

ゾディアック事件同様、ブラック・ダリア事件の犯人も警察に声明文を送りつけています。

 

しかも両犯人の筆跡を比較したところ、字の形や傾きぐあいなど、多くの類似点が見られたそうです。

 

また、2009年には、「ゾディアック事件」について、カリフォルニア州南部の女性が「ガンで死亡した父親が真犯人だった」と公表しました。

 

この女性によると、1969年に起きた2つの事件の現場にいたらしく、「父親が犯行後、被害者のズボンに拳銃を隠した」などと語っているのです。

 

さらに、「父親が持っていた被害者の眼鏡などを警察に提出した」、「秘密をこれ以上隠せないと思い、公表した」ということも言っていたそうです。

 

結局、「自分がゾディアックの子供」と名乗り出る人物が現れたり、「犯人は誰々だ!」といったことばかり。

 

この「ゾディアック事件」は、犯人の名前すらいまだ分かっていない未解決事件なのです。

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