もののけ姫の声優は下手?サンとカヤ 死亡している人は?

もののけ姫の画像

☆この記事はこのような人におすすめです。

・長編アニメーション映画「もののけ姫」の声優が下手なのかを知りたい。

・声優で死亡している人を知りたい。

・カヤが本当にかわいそうなのかを知りたい。

・サンとアシタカはやってるのか、やっていないのかを知りたい。

・こだまの正体について知りたい。

 

もののけ姫は、宮崎駿監督によるスタジオジブリの長編アニメーション映画です。

 

映画は1997年7月12日に劇場公開されると、興行収入193億円を記録。

 

当時の日本映画の歴代興行収入記録を塗り替える超大作となりました。

 

そんな「もののけ姫」の主題歌を歌うのは、女性のような歌声をした米良美一です。

 

米良美一は、この作品によって広く認知されたのは言うまでもないでしょう。

 

また、本作では「タタリ神」や「シシ神」といった、少し怖いキャラクターなどが登場するのも一つの見どころになっています。

 

そこで今回は、もののけ姫の声優や登場人物、キャラクターについて触れていこうと思います。

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もののけ姫の声優が下手?

ジブリ映画「もののけ姫」で「声優が下手」と言われたのは、女優の石田ゆり子です。

 

石田ゆり子は、本作のヒロイン・サンとエミシの村の娘・カヤの声を担当。

 

サンは山犬に育てられた人間で、個人的には「好きなところへ行き好きに生きな」というセリフが印象的。

 

カヤで印象に残っているのは「いつでも兄様のことを想います、きっと・・・きっと・・・」とアシタカに言うシーンです。

 

そんな2人を石田ゆり子は1人で演じているわけですが、なぜ「下手」だとか「ひどい」と叩かれているのか。

 

賛否両論あると思いますが、まず言えるのは「声に力強さがない」。

 

サンとカヤの声はジブリらしいと言えばそれまでですが、やはりイマイチだと思います。

 

(当時の石田ゆり子)
石田ゆり子の若い頃の画像

 

ちなみに、当時の石田ゆり子は、1994年7月公開のジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」以来、声優は2回目の挑戦。

 

なので演技という面では、ちょっとまだ下手だったのかもしれません。

 

それに比べて、ジコ坊役の小林薫やモロの君役の美輪明宏なんかは声だけの仕事に慣れていたので、「さすが」という感じ。

 

結局、本業でない声優で上手くやるには、慣れが必要なのかもしれません。

 

あと、なぜ石田ゆり子は2人の声を演じなければならなかったのか?ですが、その答えは宮崎駿監督がこう言っています。

「当初のカヤの声優がいまいち気に入らなくて、石田ゆり子が二役を担当することになった」

 

宮崎駿監督はプロの声優が嫌いみたいなので、当初のカヤの声優はプロが担当する予定だったのかも?

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もののけ姫の声優で死亡している人は?

・アシタカ/松田洋治

・サン(カヤ)/石田ゆり子

・エボシ御前/田中裕子

・ジコ坊/小林薫

・モロの君/美輪明宏

・ヒイさま/森光子

・乙事主/森繁久彌

・トキ/島本須美

・甲六/西村雅彦

・ゴンザ/上條恒彦

・タタリ神/佐藤允

・山犬/渡辺哲

・牛飼い/名古屋章

 

「もののけ姫」は、1997年7月12日に公開されてから26年が経っているので、当時、声優で参加した人もずいぶん年を重ねています。

 

とうぜん現在では、死亡している人だって出てきているのです。

 

そこで、当時の声優で死亡している人を確認してみると、以下のことが判明しました。

 

・名古屋 章(なごやあきら)さん
もののけ姫では、牛飼いの声を担当。
2003年6月24日、肺炎の為東京女子医大病院で死亡。享年72歳

 

・森繁久彌(もりしげひさや)さん
もののけ姫では、乙事主の声を担当。
2009年11月10日、東京都内の病院で死亡。享年97歳

 

・飯沼 慧(いいぬまけい)さん
もののけ姫では、病者の長の声を担当。
2011年12月24日、東京都内の病院で死亡。享年85歳

 

・森光子(もりみつこ)さん
もののけ姫では、ヒイさまの声を担当。
2012年11月10日、心不全のため東京都内の病院で死亡。享年93歳

 

・佐藤 允(さとうまこと)さん
もののけ姫では、タタリ神の声を担当。
2012年12月6日、急性肺炎で死亡。享年79歳

サンとアシタカはやってるのか?

もののけ姫といえば、「アシタカとカヤ」、「アシタカとサン」のいわゆる三角関係が気になるところでしょう。

 

その延長として、「サンとアシタカはやってるのか?」、「カヤがかわいそう」という声も聞こえてきます。

 

そこでこれらの疑問について答えますと、確実にサンとアシタカはやっています。

 

というか、カヤとアシタカもやってることを宮崎駿監督が認めているので、これから一つずつ説明したいと思います。

 

まず、サンとアシタカがやってることを裏付けていたのは、岩小屋の中でのシーン。

 

(サンとアシタカ)
サンとアシタカの画像

 

サンに看病されていたアシタカが起きるシーンがあります。

 

そのときアシタカが寝ているサンを見つめるのですが、ちゃっかり足も見えています。

 

このシーンの絵コンテを見た時、鈴木敏夫プロデューサーがピン!ときて、宮崎駿監督に「この2人エッチしましたよね?」と聞いたそうなんです。

 

すると、一切答えようとしなかったとか。

 

宮崎駿監督という人は、普段は聞いたことに対して絶対に何か答えるけれど、エッチなことに関しては絶対に答えないのだそう。

 

なので、しつこく問い詰めると、こう言ったそうです。

「そんなのわざわざ書かなくてもわかりきってるじゃないですか!」

 

一方、カヤとアシタカもやってることを裏付けていたのが、村外れでのシーンです。

 

(カヤ)
カヤの画像

 

夜中にカヤが忍んでアシタカに会いに来て、そして自分は生涯恋をしないという貞操の印「玉の小刀」を渡すわけです。

 

これがどういう意味なのかというと、「2人は人目を忍んでエッチした」ということ。

 

エッチなシーンを宮崎駿監督は描きたくないので、わざわざ「いつまでも自分は貞操を守ります」とアシタカに玉の小刀を渡すことで表現していたのです。

 

結局、カヤにしても夜に男女が会っているということは、関係があったということなので、そういった事実は描きたい。

 

しかし、それを表現したくないっていうのが宮崎駿監督の描き方というわけです。

カヤがかわいそう?

村を追い出された後、アシタカは自分ことを慕うカヤに呼び止められます。

 

その際、カヤは「いつまでもいつでも慕い申し上げます」と愛の告白をして、黒曜石で出来た小さいナイフ「玉の小刀」をアシタカに渡します。

 

カヤとアシタカの画像

 

この「いつでも慕い申し上げます」とはどういう意味かというと、「生涯ほかに誰とも恋をしません」ということ。

 

告白されたアシタカも「私もだ、いつもカヤを思う」と言っていますが、ここでも宮崎駿監督は「必要なことは全て描くけれども、分かるようには描かない」としていたのです。

 

では、「分かるようには描かない」というのは、どういうことなのか?

 

それは、エッチしているのでカヤの中にはちゃんとアシタカの血筋が残っていて、それがあの一族の土面の形となり、「アシタカ王子の伝説」となるような話に繋げていたのです。

 

また、カヤがかわいそうで、アシタカとのその後が気になることでしょう。

 

カヤがかわいそうな件についても宮崎駿監督はインタビューでこう聞かれています。

「何でアシタカはサンとイチャイチャするんじゃなくて、カヤの待つ村に帰ってあげないんですか?」

 

すると宮崎駿監督はこのように答えたということです。

「そんなの別に俺が描いてないだけだ、この映画の中で描いてないだけで、あの後はアシタカはあの村に帰ったかもしれないし、それどころかサンを連れて帰ったかもしれない。サンを連れて帰ってカヤと会わせて2人を嫁にしたかもしれない」

 

ようするに、カヤがかわいそうかどうかは、見る人の想像に任せるということを言いたかったのだと思います。

もののけ姫のこだまの正体

映画「もののけ姫」のこだまは、森の中で迷ったアシタカを導いたりしてくれる生き物です。

 

こだまの正体は一種の「精霊」で、言わば豊かな森に暮らす「樹の精」と言ったところでしょうか。

 

(こだま)
もののけ姫のこだまの画像

 

そんなこだまは、人間に敵意を持っているわけではありません。

 

その証拠にアシタカには大変親しげにします。

 

では、なぜ正体が精霊なのに「こだま」という名前が付いているのか?

 

まず、こだまを漢字で書くと「木霊」と書きます。

 

そこから木の霊を表す精霊のキャラクターを「こだま」と名付けたそうなので、こだまの名前には、れっきとした意味があったのです。

 

それと、こだまは、宮崎駿監督が木々の生命をキャラクター化したものと考えられています。

 

森を破壊すると、大勢のこだまを殺すことにもなり、クライマックスのシーンで、次々と死んで降り注ぐこだまたちは、森の生命の急速な衰退を物語る。

 

何気なしに木々が伐り倒される映像よりも、キャラクター化されたこだまが殺されて降り注ぐシーンの方が、はるかに生命の重さを感じてしまうのです。

 

宮崎駿監督は、「森の木々をただ描くだけでは生命の重さが伝わらない」と思い、意味のあるキャラクターを登場させたのかもしれません。

こだまはトトロのモデルになった?

映画「もののけ姫」に出てくる森は、屋久島にある「木霊の森」という場所がモデルになっているそうです。

 

その木霊の森で、スタッフが「何かいるのが見える」と言って、写真を撮影すると、何と、こだまが写り込んでしまったといいます。

 

心霊写真ならず、写り込んだ精霊がモデルとなって「こだま」のキャラクターが出来上がったとか。

 

ようするに、こだまは、「木霊の森」に棲みついている霊がモデルとなっていたのです。

 

また、森の主「シシ神」を呼ぶときに首を傾げるようにして「カタカタ」と音を鳴らすこだまは、ラストシーンで破壊された爪痕残る森の深部に、ひとりぼっちでいます。

 

これは、「森の生命がこれから復興するのか、衰退するのかは人間次第という暗示ではないか?」と言われています。

 

さらに、最後に残ったこだまは、後々トトロに進化したという都市伝説が囁かれているのです。

 

宮崎駿監督は、「ラストにひとり残った精霊が数百年後にトトロになった」というイメージで、もののけ姫を制作したそうなのですが、真偽のほどはわかっていません。

もののけ姫のあらすじ

室町時代、王家の血をひく青年・アシタカは、北の果てにあるエミシ一族のかくれ里を襲ったタタリ神を倒したせいで、右腕に死の呪いをかけられてしまった。

村の老巫女・ヒイさまから、西に行けば呪いを断つ方法が見つかるかもしれないというお告げを受けたアシタカは、大カモシカのヤックルに跨って、西へ旅立つ。

その途中、彼は犬神モロに襲われて谷に転落した牛飼いの甲六らを助けたことから、製鉄工場・タタラ場に寄ることになった。

アシタカはそこで女頭領エボシ御前と会い、彼女たちが砂鉄を得るためにシシ神の森を切り崩していることが原因で、ナゴの守という猪神をアシタカの村を襲ったタタリ神に変えてしまったことを知る。

そんな夜、サンという娘が山犬とともにタタラ場を襲撃した。

サンは犬神モロの君に育てられたもののけ姫で、森を侵すエボシ御前を憎んでいる。

エボシ御前とサンの闘いを止めようとしたアシタカは、深い傷を負いながらも、サンを背負ってタタラ場から脱出した。

そんなアシタカをサンは一度は殺めようとするが、彼の中にほかの人間たちと違う心を感じた彼女は、アシタカをシシ神に託すことにする。

そして、森の中から現れたシシ神は、アシタカの傷を癒してくれた。

やがて、齢500歳の老猪・鎮西の乙事主が、森を荒らす人間との争いに決着をつけようと、猪神を引き連れてシシ神の森にやってくる。

一方、唐傘連やジバシリなどの不気味な一味を率いた謎の坊主ジコ坊は、不老不死の力があるとされるシシ神の首を奪おうと、エボシ御前と結託してその準備を進めていた。

アシタカはなんとか人間と神々の闘いを阻止しようとするが、ついに闘いの火蓋が切って落とされてしまう。

サンも山犬たちと乙事主に加勢するが、ジコ坊たちは神々を次々と倒し、シシ神の首を手に入れた。

首を無くしたシシ神は、触れるもの全ての命を吸い取ってしまうディダラボッチに姿を変えて人々を襲い始め、アシタカとサンは逃げ回るジコ坊を捕まえると、ディダラボッチに首を返す。

すると、ディダラボッチは姿を消し、森の一部が元の姿を取り戻した。

シシ神の死んだ森を見て嘆くサンをアシタカは共に生きようと励ます。

その時、彼の手からは呪いが解けていた。

出典元:Movie Walkerより

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