ツナグのあらすじ 嵐が御園に復讐?映画の最後の言葉が感慨深い!

映画 ツナグの画像

☆この記事はこのような人におすすめです。

・2012年に劇場公開された映画「ツナグ」のキャストを知りたい。

・登場人物の嵐美砂が本当に御園奈津に復讐したのかを知りたい。

・本編の最後に出てくる言葉について知りたい。

・原作やあらすじを知りたい。

 

2012年に劇場公開された映画「ツナグ」の原作は、直木賞作家・辻村深月による同名小説。

 

大切な人を亡くした者と死者の間を一度だけつなぐという特殊能力を持つ「ツナグ」の跡継ぎを、本作品が映画初主演となった松坂桃李が演じています。

 

先代の「ツナグ」で松坂演じる歩美の祖母・アイ子役に樹木希林さん。

 

高校の同級生で親友同士である嵐と御園役には、若手女優の橋本愛と大野いとが熱演。

 

その他のキャストに佐藤隆太や桐谷美玲、遠藤憲一、八千草薫、仲代達矢らといった豪華俳優が共演。

 

監督、脚本を「ROOKIES 卒業」の平川雄一朗が担当しています。

 

そんな映画「ツナグ」のテーマは、「死んだ大切な人に一度だけ再会できるとしたらあなたは誰に会いたいですか?」。

 

あらすじとしては、一度だけ再会させる仲介人「ツナグ」という職業を通じて、他人の人生に深くかかわっていく青年の葛藤と成長を描いています。

 

最後のエンディングロールで樹木希林さんが読む、ヘルマン・ホイヴェルス神父の詩「最上のわざ」の言葉にも注目です。

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ツナグ(映画)のキャスト一覧

渋谷歩美 – 松坂桃李

渋谷アイ子 – 樹木希林

渋谷亮介 – 別所哲也

渋谷香澄 – 本上まなみ

嵐美砂 – 橋本愛

土谷功一 – 佐藤隆太

日向キラリ – 桐谷美玲

御園奈津 – 大野いと

御園奈々美 – 浅田美代子

畠田靖彦 – 遠藤憲一

畠田ツル – 八千草薫

秋山定之 – 仲代達矢

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ツナグ(映画)嵐が御園に復讐?

嵐美砂は、自分が瞬間的に抱いた殺意が親友の御園奈津を事故死に追いやったのではないか?と恐れ続けます。

 

それでも、主人公・歩美の同級生で演劇部の嵐は、事故で亡くなった親友・御園に会いたい。

 

嵐は親友である御園に主役を奪われ、自分を嘲笑ったと勘違いして水道の蛇口を捻り、御園が通る通学路を凍らせてしまう。

 

蛇口がある箇所は以前、御園が嵐と通学している際に「水が出しっぱなしで凍ったら危ない」と発言して、水を止めた所です。

 

御園は常に嵐を大切な親友と思っており、嘲笑ったのは嵐の聞き間違い。

 

主役を狙ったのは母親から後悔しないためにとの助言で、嵐と張り合うつもりはなかったのです。

 

御園は誰よりも親友の嵐が好き。

 

御園は嵐が蛇口を捻った事を知っているのです。

 

嵐が御園ともう一度会って、もし道のことを言わなかったら、「道は凍ってなかった」と歩美に伝言を頼みます。

 

なので、決して嵐が御園に復讐するつもりはないのです。

ツナグ(映画)最後の言葉が感慨深い

映画「ツナグ」の原作は直木賞作家・辻村深月による同名小説ですが、劇中では原作にはないヘルマン・ホイヴェルス神父の詩が、セリフとして使われています。

 

これは樹木希林さんの提案だったとか。

 

ヘルマン・ ホイヴェルスの詩「最上のわざ」がセリフとして随所に出てくる以外に、エンドロールでも樹木希林さんが通しで朗読しているのです。

 

映画を見に行った人は、その最後の言葉が非常に印象的で、心に残ったといいます。

 

ヘルマン・ホイヴェルスは1890年8月31日、ドイツで生まれ。

 

1977年6月9日に亡くなるまでは、イエズス会所属の宣教師、哲学者、教育者、作家、劇作家として活動。

 

1937年から1940年までの間、第2代上智大学学長を務めたのです。

 

※「最上のわざ」

この世の最上のわざは何?

 

楽しい心で年をとり、働きたいけれども休み、しゃべりたいけれども黙り、失望しそうなときに希望し、従順に、平静に、おのれの十字架をになう。

 

若者が元気いっぱいで神の道を歩むのを見ても、ねたまず、人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり、弱って、もはや人のために役だたずとも、親切で柔和であること。

 

老いの重荷は神の賜物、古びた心に、これで最後のみがきをかける。

 

まことのふるさとへ行くために。

 

おのれをこの世につなぐ鎖を少しずつ外ずしていくのは、真にえらい仕事。

 

こうして何もできなくなれば、それを謙虚に承諾するのだ。

 

神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。

 

それは祈りだ。手は何もできない。けれども最後まで合掌できる。

 

愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるために。

 

すべてをなし終えたら、臨終の床に神の声をきくだろう。

 

「来よ、わが友よ、われなんじを見捨てじ」と。

ツナグ(映画)のあらすじ

たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい ―。

半信半疑で依頼をしてくる人達の前に現れる使者は、ごく普通の男子高校生・歩美(松坂桃李)だった。

横柄な態度で、癌で亡くなった母・ツル(八千草薫)に会うことを希望する中年男性・畠田(遠藤憲一)。

喧嘩別れをしたまま自転車事故で死んでしまった親友・御園(大野いと)に聞きたいことがある女子高生・嵐(橋本 愛)。

プロポーズ直後に突然失踪した恋人・キラリ(桐谷美玲)のことを信じて7年間も待ち続けているサラリーマン・土谷(佐藤隆太)。

ツナグ 歩美は、実は“ツナグ”を祖母のアイ子から引き継ぐ途中の見習いで、その過程で様々な疑問を抱く。

死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。

果たして会いたかった死者に会うことで、生きている人たちは救われるのか。人生は変わるのだろうか?

そして死者は…。その疑問は、自身の両親の不可解な死の真相へも向けられていく―。

引用元:ツナグ公式サイト

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