函館ハイジャック事件の犯人の現在は?動機と結末がやばい!2024最新

全日空857便ハイジャック事件

1995年6月21日に発生した函館ハイジャック事件。

 

この事件は東京・羽田から函館に向けて飛び立った全日空857便を襲った為、「全日空857便ハイジャック事件」とも呼ばれています。

 

そこで今回は、過去にもテレビで幾度となく取り上げられているこの函館ハイジャック事件の真相と結末。

 

また、犯人の現在や動機などを含め、改めて迫ってみたいと思います。

Sponsored Link

函館ハイジャック事件の犯人

函館ハイジャック事件(全日空857便ハイジャック事件)は、1995年6月21日、羽田発函館行きのANA857便が、山形県上空で1人の男にハイジャックされたことから始まります。

 

犯人はオウム真理教の信者を名乗る男で、「サリンとプラスチック爆弾を持っている」と脅迫し、乗客365人を人質に機内へ立てこもったのです。

 

そんな中、しばらくしてANA857便は函館空港に着陸。

 

犯人の男は、オウム真理教の教祖・麻原彰晃の釈放と、燃料を補給して羽田空港へ引き返すよう要求したのです。

 

ただ、当時の警察はというと、機内の様子や犯人は1人なのか、複数犯なのかなどの情況が何も解らない状況。

 

なぜなら、犯人の男は要求のすべてを客室乗務員を通じてやらせていたからです。

 

そこで、身元を調べるために乗客名簿に記載された全員をしらみつぶしにあたることに。

 

結果、身元不明者として1人の男が浮上したのです。

Sponsored Link

函館ハイジャック事件の結末

この函館ハイジャック事件に関して、当時オウム真理教側は無関係であることを主張しています。

 

しかし、犯人の男はオウム組織の人間である事を強調。

 

その後、犯人の男は一行に姿を見せないまま時間だけが過ぎて行ったのです。

 

一方その頃、羽田では、警視庁特殊部隊(後のSAT)が集められ 強行突入の準備が進められていました。

 

なぜ情況が何も解らないのに強行突入することにしたのか。

 

実は犯人の目を盗んで機長及び乗客が「犯人は単独犯」との情報を無線連絡していたのです。

 

なお、このハイジャックされた機内には、歌手の加藤登紀子さんとバンドメンバーが乗り合わせていました。

 

しかも、メンバーであるギターリストの告井氏も、密かに新聞紙に携帯電話を隠してトイレの中から犯人の状況を警察に伝えていたのです。

 

なので、警察は機内からの情報によって、犯人は単独と解り突入を決断。

 

明朝3時42分、警視庁特殊部隊、函館中央警察署員らが強行突入し、男を逮捕したのです。

 

ちなみに、このとき犯人の男は「1人だと言うのがバレちまったかな」と呟いたといいます。

 

また、このとき起こった函館ハイジャック事件(全日空857便ハイジャック事件)の真相はというと、犯人はオウムではなく、精神疾患で休職中の東洋信託銀行員(現・三菱UFJ信託銀行)だったこと。

 

凶器となるサリンは実際には、ただの水だったことなどが後になって判明したのです。

函館ハイジャック事件の犯人の現在と動機

函館ハイジャック事件(全日空857便ハイジャック事件)の犯人は、53歳の東洋信託銀行員でした。
 

当時、犯人の男は「コバヤシサブロウ」と名乗って搭乗。

 

この名前は本名なのか、偽名を使って搭乗していたのか、報道で実名が出ていないのでいまだ謎のままです。

 

結局、オウムとまったく関係のなかった犯人。

 

動機は、週刊誌の「オウム真理教信者による奪還ハイジャック計画」という記事をみて事件を起こしたとされています。

 

そんな犯人は現在、どうしているのか。

 

当時、犯人は精神疾患を患っていたものの、逮捕後は函館地方検察庁に「責任能力あり」と判断され、起訴。

 

その後に行われた裁判では、懲役10年の判決が言い渡され刑が確定。

 

懲役10年なので、現在は出所しています。

 

現在、生きていれば81歳になっている犯人。

 

事件を起こした後、勤めていた東洋信託銀行員もクビになるなど、何ともお粗末なハイジャック犯だったのです。

Sponsored Link

著者情報

▲トップへ戻る