スマイリーキクチがコンクリート事件の犯人と中傷被害!元ヤンキーが原因?

スマイリーキクチ ヤンキー 画像

お笑いタレントのスマイリーキクチ(44)が過去に「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の犯人と疑われ、長きにわたりネット上で誹謗中傷されていた。

 

これが「スマイリーキクチ中傷被害事件」である。

 

もちろんキクチは事件には何の関係もなく、濡れ衣を着せられた格好になったのだが、事の発端は、元刑事の北芝健氏が出版した本が原因で犯人扱いされてしまったのだ。

 

では、なぜ「コンクリート事件」の犯人に仕立て上げられてしまったのか?

 

今回はその原因について追及してみたいと思う。

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スマイリーキクチがコンクリート事件の犯人と中傷被害に

スマイリーキクチは「コンクリート事件」の犯人に疑われ、中傷被害に遭っていたのだが、その原因となったのは元刑事の北芝健氏が出版した本『治安崩壊』に記述されていた内容からだった。

 

『治安崩壊』は2005年に元刑事の北芝健氏が、「凶悪犯罪社会を生き抜くために知るべきこと」として出版した著書である。

 

その中で、1988年に東京都足立区綾瀬で起きた「女子高生コンクリート事件」の犯人について触れていたのだ。

 

すると世間は、キクチが犯人ではないか?と噂し始めた。

 

この事件は少年グループの犯行だったのだが、北芝氏の本に書かれていた記述はというと、「犯人の1人は刑期を終えた後、お笑い系のコンビを組んで芸能界でデビューした」というものだった。

 

本では個人を特定するようなことは書かれてはいなかったが、キクチの経歴が足立区出身、元ヤンキー、コンクリート事件をネタにしていたことからキクチを連想させたのだ。

 

そのため「コンクリート事件はキクチが犯人」として、ネット上が誹謗中傷したのである。

 

後にスマイリーキクチは弁護士を立てて犯人扱いされる原因となった『治安崩壊』の出版差し止め命令を行ったが、北芝氏も弁護士を通じて、「キクチのことは知らないし本人の名前も書いていないので突拍子もないことを突然される覚えも理由もない」と回答。

 

すると、出版差し止めはそれっきりになったそうだ。

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スマイリーキクチは元ヤンキーで嫁も犠牲に

根も葉もない噂が広まり「コンクリート事件」の犯人にされたスマイリーキクチは誹謗中傷に悩まされたという。

 

中には「殺害予告」や「脅迫」といった身の危険を感じるような書き込みもあったそうだ。

 

そのためキクチは安全のため、仕事仲間や知人と酒を飲むなどの付き合いを減らし、現在の嫁である当時の彼女も襲われないようにと、頻繁に連絡を取り合って一緒に帰宅したりする日々を送っていた。

 

結局、約10年間、コンクリート事件の犯人に疑われたが、その間といえば「うつ」にもなったりで相当堪えた月日を過ごしたという。

 

今でも完全に疑いが晴れたわけでもないようだが、その時の経験を生かし講演会なども開いているそうだ。

 

ちなみに、スマイリーキクチが元ヤンキーだったという話だが、デビュー当初は元ヤンを売りにしてはいなかった。

キクチが自分で言ったのではなく、ボキャブラの出演者に、「昔けっこ悪かったらしいじゃん」とイジられるようになったのがきっかけで広まったのだ。

 

一説によると、所属する「太田プロ」がキクチを「足立区出身の元ヤンキー」のキヤッチフレーズで売り出していたとされているようだが、事務所側はそのことを否定している。

 

キクチに関しては薬に手を出し、鑑別所にも入っていたという噂があるが、いずれも真偽のほどは謎である。

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