ハウルの動く城の声優が下手(ひどい)?ソフィーの髪色が原作と違う!
☆この記事はこのような人におすすめです。
・スタジオジブリアニメ「ハウルの動く城」の声優が下手でひどいのかを知りたい。
・「ハウルの動く城」の登場人物・ソフィーの呪いについて知りたい。
・映画のあらすじや原作との違いを知りたい。
2004年公開のスタジオジブリアニメ作品「ハウルの動く城」の原作は、イギリスの作家であるダイアナ・ウイン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」。
作品は、宮崎駿監督が『魔女の宅急便』以来、15年ぶりに長編映画のメガホンをとったことで話題になったのです。
声優の方は、当時SMAPの木村拓哉が主人公・ハウルを担当。
ヒロイン・ソフィーを女優の倍賞千恵子、荒地の魔女をマルチタレントの美輪明宏が務めています。
そんな「ハウルの動く城」は、スタジオジブリ作品の中でも「何度見返してもよくストーリーがわからない」と言われる作品。
また、「声優が下手」とののしられているのもあって、他のジブリ作品と比べ、優劣の評価がはっきりしています。
そこで今回は、「ハウルの動く城」に出演している声優のひどい評価や、ソフィーの呪いや髪色が原作と違っていることなどについて検証してみました。
ハウルの動く城の声優が下手でひどい?
「ハウルの動く城」は帽子店の少女・ソフィーが、街で魔法使いのハウルに助けられたことにより、ハウルの心臓を狙う荒地の魔女に呪いをかけられてしまうという物語。
その後、呪いで老婆になったソフィーは、ハウルの暮らす”動く城”に住み込みで働くことになります。
なお、元々この作品は細田守監督が担当する予定だったそうです。
その予定が宮崎駿監督に変更になったのは、ジブリ側と意見が合わないなど、いろんな理由が重なって、細田守監督が降板することになったのだとか。
だからなのかもしれないのですが、このときから細田守監督御用達の声優と知られる神木隆之介が、本作品でハウルの弟子・マルクル役で出演しています。
そんな神木隆之介は、マルクル役を演じた当時は11歳。
声優としては、2001年の『千と千尋の神隠し』の坊役として、すでに経験済み。
「ハウルの動く城」後は、三鷹の森美術館で公開された短編作品「星をかった日」や、『サマーウォーズ』、『君の名は。』など、アニメ作品御用達声優となっています。
本作品は、その他声優に当時、SMAPだった木村拓哉や、倍賞千恵子を起用するなどして話題に。
ただ、話題を集めたのは良いのですが、肝心の演技の方は「下手でひどい」、「作品が残念」という意見も寄せられています。
また、演技が「下手」と言われるのには理由があります。
それもそのはずで、ハウルの声優を務めた木村拓哉は、本番まで台本を一度も音読することなく、収録に挑んでいたそう。
その理由についてキムタクは、以下のように語っています。
「口に出して練習してしまうと新鮮さがなくなり、本番でダメになると考え、事前の練習はすべて小声でつぶやく程度に留め、本番で初めて大きな声で台詞を読んだ」
※ハウルの動く城の声優、登場人物一覧
ハウル/木村拓哉
ソフィー/倍賞千恵子
荒地の魔女/美輪明宏
カルシファー/我修院達也(旧芸名=若人あきら)
マルクル/神木隆之介
かかしのカブ/大泉洋
国王/大塚明夫
犬のヒン/原田大二郎
サリマン先生/加藤治子
小姓/伊崎充則
ハウルの動く城 ソフィーの呪い
「ハウルの動く城」の中で、ソフィーは荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆にされるも、段々と若返っていきます。
そこで、ソフィーはいつ、どうやって、荒地の魔女の呪いを解いたのか疑問に思う人が多いことでしょう。
これにはいろんな説があるようです。
一概には言えないないのですが、ソフィの呪いというのは、ソフィ自身の気持ちによって呪いが強まったり、弱まったりを繰り返しています。
例えば、自分に自信がないソフィが後ずさりする気持ちのときは、呪いが強くかかって老婆の姿に。
少しでも前向きな気持ちになったときは、若い娘の姿に戻るようになっているのです。
結局、呪いが解けた時期というよりは、ストーリーが進むにつれて、ソフィがいろんな意味で自分に自信を取り戻していった。
なので、容姿が変化したのではないでしょうか?
ハウルの動く城のあらすじ
父の残した小さな帽子店で働いている18歳のソフィー(倍賞千恵子)。
カフェで働く華やかで明るい妹とは対照的に、地味で真面目な女の子だ。
ある日、町を歩いていたソフィーは美しい青年・ハウル(木村拓哉)から突然声をかけられる。
何者かに追われている様子の彼に手を取られて、空を散歩するという不思議な体験をするソフィー。
その夜。ハウルを追っていた荒地の魔女(美輪明宏)が帽子店を訪ねてきた。
荒地の魔女から何の前触れもなく呪いをかけられて、ソフィーの姿は90歳のおばあちゃんに早変わり。
腰は曲がり、髪の毛は白く肌もシワシワ。
町を出ていく決心をしたソフィーは、魔法使いしか住んでいないという、町はずれのその先にある荒野に足を踏み入れる。
道中出会ったカカシのカブ(大泉洋)と一緒に荒野を行くソフィーの前に、大きな動く城が現れた。
それは、美女の心臓を食べると噂されている恐るべき魔法使い・ハウルの“動く城”。ソフィーは、カブに導かれるようにハウルの城に入っていく。
城の中には人影がなく暖炉に小さな火が燃えていた。
ソフィーが暖炉に薪をくべると、突然人の声が。
その正体は火の悪魔・カルシファー(我修院達也)。
カルシファーは、彼を城に縛り付けている魔法を解いてくれれば、ソフィーの魔法を解いてあげると持ちかける。
そんなカルシファーを手懐け、ハウルの弟子のマルクル(神木隆之介)にもウソをついて、ソフィーは強引にハウルの城で働くことに。
奇妙だが居心地のいい共同生活が始まった。
ハウルの動く城 その頃、戦争は激しさを増し、各国は魔法使いも魔女も関係なく協力を要請。
いろいろな場所で別々の名前を使い分けているハウルの元にも各国から招集がかかる。
その要請は無視しながらも、毎晩のように戦場へ出かけ、時には傷ついて帰ってくるハウル。
終わらない戦争とそんなハウルの姿にソフィーは胸を痛める。
ある日、いつものように帰ってきてお風呂に入ったハウルが、悲鳴を上げて飛び出してきた! ソフィーが魔法の瓶の位置を入れ替えてしまったせいで、ハウルの髪の毛の色が変わってしまったのだ。
「美しくなかったら生きている資格がない」と泣きながら、ドロドロの液体を出して落ち込むハウルを見て、ショックで城を飛び出すソフィー。
しかし、マルクルとカルシファーから助けを求められて、結局は城に戻ることに。
そして、落ち込むハウルを慰めているうち、なぜかソフィーがハウルの母親として国王(大塚明夫)に会いに行くことになってしまう。
ソフィーは、同じく国王に会いに来た荒地の魔女と一緒に宮殿へ。
すると、荒地の魔女は不気味な呪いをかけられて、魔力を奪われてしまう。
一方、ソフィーが招き入れられた温室で待っていたのは、国王付きの魔女、サリマン(加藤治子)。
サリマンは悪魔に魂を売ったハウルが心を入れ替えなければ、荒地の魔女のように魔法の力を取り上げるという。
そんな彼女にケンカを売ってしまうソフィー。
そこに、ハウルがソフィーを迎えにやってきた。
別人のようになってしまった荒地の魔女とサリマンの飼い犬のヒン(原田大二郎)を連れ、サリマンの魔術をかわして宮殿を脱出するハウルとソフィー。
しかし、このままサリマンが彼らを見逃してくれるはずはない。
ハウルは戦争を止めるため、一人戦場に戻っていく。
ソフィーはそんな彼を愛していることに気付くのだが…。
引用元:金曜ロードショー
ハウルの動く城のソフィーの髪色が原作と違う
「ハウルの動く城」は、戦争のシーンが出てくるのですが、原作には戦争について触れられていません。
これは宮崎監督が「戦火の恋」を描きたかったため、オリジナルとして物語に追加したからなのです。
また、ハウルとソフィーのその後について、作品内に出てこないのですが、原作では2人は結婚して子供が生まれています。
何かとスッキリしない「ハウルの動く城」ですが、ソフィーの髪色も原作と異なっています。
原作のソフィーの髪色は赤毛に対し、劇中のソフィーは老婆になる前の髪色はブラウンに変身。
そして、呪いで老婆になると髪色はシルバーに。
しかも、最終的に若いソフィーに戻っても髪色は戻っていません。
そんな中、ハウルがソフィーの髪色を 「星の光に染まってるね」と言ったセリフがいまいち理解できないのです。
このセリフは、ハウルが心臓を取り戻したときのシーンですが、「星の光」の意味は何だったのか?
かつては、自身の髪色を気にしていたハウルだっただけに、思わず「星の光ほどきれいな髪をしている」と感じたから、言ったセリフだったのかもしれません。