滋賀県草津 19歳男女不審死事件の真相!死因と結末に驚愕!
12月8日放送の奇跡体験!!アンビリバボーは、【国内事件!!19歳男女が車で不審死謎を暴け!!】と題し、今年6月、滋賀県草津にある「ドン・キホーテ草津店」の駐車場で、男女が異様な体勢のまま車の中で亡くなっていた事件の真相に迫る。
この事件は、薬物や遺書もないことから自ら命を絶ったとは考えにくい。
また、他人にヤラれたとしてもあまりに不自然な死に、事件は謎に包まれていた。
2人に一体何があったのか?
今回は、滋賀県草津で起こった19歳男女不審死事件の真相に迫っていくとともに、男女の死因が判明したことにより、謎だった事件が結末を迎えたことについてまとめてみた。
滋賀県草津 19歳男女不審死事件の真相!
12月8日放送のアンビリバボーでは、滋賀県草津で起きた19歳男女不審死事件の真相に迫る。
今年6月14日午後2時10分ごろ、滋賀県草津市木川町の「ドン・キホーテ草津店」駐車場で、「車内で若い男女がぐったりしている」と110番通報があったことから事件が発覚。
現場に草津署が駆け付けると、軽乗用車内から20代ぐらいの男女2人の遺体が見つかった。
警察は当初、事件と自害の両面で捜査。
15日に司法解剖を行うということだった。
草津署の発表では遺体の検視の結果、2人とも目立った外傷はなく、車内には男性の財布と免許証が残っていたことから身元が判明。
男女は滋賀県栗東市の19歳男性会社員と、同県甲賀市の19歳無職の少女で交際中だったことがわかった。
男性は左側後部座席から運転席に倒れ込むような姿勢、女性は助手席の下にずり落ちるような状態で発見。
衣服はいずれも乱れていなかったという。
さらに、車内には自害する要因となる練炭などもなく、薬物を使った可能性も否定されたのだった。
草津署によると、いずれも死亡推定日は12日ごろで、外傷はなく、状況からしても事件性は低いと結論付けた。
男性は11日午後1時ごろ、LINEで母親にメッセージを送ったのを最後に連絡が途絶え、少女は4日以降、家族が携帯に電話しても出なくなったという。
当初、現場を確認した捜査関係者は「2人には苦しんだ痕も少しあり、練炭を使って自害した際の状況にも似ていた」と話す。
一体、不審死事件の真相は何なのか?1週間かけた検視の結果、ようやく死因が判明。
2人は一酸化炭素中毒で亡くなっていたのだ。
滋賀県草津 19歳男女不審死事件の死因と結末
滋賀県草津で起こった19歳男女不審死事件の死因が、一酸化炭素中毒と判明したことにより、事件は結末を迎える。
草津署の発表によると、「ドン・キホーテ」の監視カメラには、2日前によく似た車が駐車場に入ってくるのが映っており、このときから止まっていた可能性があるという。
だが、停めてるだけで何故、一酸化炭素中毒になってしまうのか。
草津署は、2人の乗っていた車が昨年12月駐車場で、別の車両と後部を接触する事故に遭っていたことに注目したという。
車両を詳しく調べると、車体の後部のバンパーがへこんでおり、マフラーに傷があった。
そこで、車両を死亡した2人が発見された当時と同じ状況にして、エンジンを入れるテストを行った。
すると車を走行させている間は問題なかったが、停車させてエンジンをかけた状態にすると、車内に一酸化炭素がたまり始めたという。
こうした検証をした結果、2人の死因は「整備不良による特異な事故」と結論付けた。
当時現場では、エンジンをかけた状態で停車中に一酸化炭素が車内に流入し中毒死したが、発見時はエンジンが停止していたという。
その原因はバッテリーが上がったか、ガス欠によるものとみられたのだ。
車整備の専門家によると、車体後部のマフラーは、エンジン部分で燃料を動力に変えた際に発生する排ガスを外部に排出しており、一酸化炭素だけでなく二酸化炭素や窒素酸化物も出しているという。
二酸化炭素や窒素酸化物より軽い一酸化炭素は通常上昇するため、マフラーに傷があるとそこから車内へ流入する危険性があるが、走行中は風によって後ろに流れる。
つまり今回の事故は、停車中だったことが大きな要因となったという。
事件の結末を考えると、エンジンをかけたまま駐車場などに車を長時間停車させ、話し込むことなど誰にでもあり得ること。
それが危険な行為であると思い知らされる事件であった。